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教員名 : 山田 由紀
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授業科目名
芸術論特講2
開講年次
1年
開講年度学期
2026年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
山田 由紀
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
西洋美術史
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業の目的】
美術作品を分析するための方法論、主題の文学的典拠、同時代の社会的・思想文化的背景などを総合的に学習し、作品を「視る」眼を鍛え、個々の作品の特徴を美術史的観点から自らの言葉で記述できるようになることを目標とします。 【受講生の到達目標】 1.美術史に関する専門的な知識を修得し、応用することができる 2.個々の作品の特徴を、自らの言葉で記述することができる 3.時代や地域によって異なる多様な芸術表現について論じることができる 【授業の概要】
この講義では、ヴァシリー・カンディンスキーがミュンヘンを拠点に活動した1896-1914年に焦点を当て、彼がそこで抽象絵画を生み出した過程について考えます。その際、19世紀後半から20世紀初頭の西洋美術史の動向を思想文化的背景や制作背景、芸術家同士の協働的関係などから総合的に検討することで、美術史学的思考を養うとともに、カンディンスキーの抽象絵画の位置付けと意義について理解を深めます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 イントロダクション(講義・討論)
第2回 伝統と革新(1)印象派と新印象派(講義・討論) 第3回 伝統と革新(2)19世紀末のミュンヘン画壇とユーゲントシュティール運動(講義・討論) 第4回 伝統と革新(3)フランス綜合主義とフォーヴィスム(講義・討論) 第5回 具象から抽象へ(1)ムルナウ滞在における風景画制作(講義・討論) 第6回 具象から抽象へ(2)宗教主題と抽象絵画(講義・討論) 第7回 具象から抽象へ(3)物質主義対精神主義(講義・討論) 第8回 具象から抽象へ(4)インプレッション、インプロヴィゼーション、コンポジション(講義・討論) 第9回 具象から抽象へ(5)形態や色彩を題名とした作品(講義・討論) 第10回 カンディンスキーと同志たち(1)「ミュンヘン新芸術家協会」(講義・討論) 第11回 カンディンスキーと同志たち(2)「青騎士」(講義・討論) 第12回 形態と色彩(1)カンディンスキーの色彩理論(講義・討論) 第13回 形態と色彩(2)モダニズム絵画における「白」という色彩(講義・討論) 第14回 言語と造形:カンディンスキーの理論的著作(講義・討論) 第15回 総括:具象か抽象か?(講義・討論) 第16回 試験 テキスト・参考書
(テキスト)教科書は使用しません。適宜、レジュメを配布します。
(参考書) Rose-Carol Washton=Long, Kandinsky: The development of an abstract style, Oxford, 1980. Peg Weiss, Kandinsky in Munich, The formative Jugendstil years, Princeton, 1979. シックステン・リングボム『カンディンスキー:抽象絵画と神秘思想』松本透訳、平凡社、1995年。 高階秀爾『近代絵画史:増強版(上)(下)』、中央公論新社、2017年。 授業時間外の学修
第1回の授業時までに、具象絵画と抽象絵画の共通点や相違点について考えをまとめておくこと。授業で取り上げる課題に関し、自身の制作や作品に即して自分なりに思考することを求めます。
(事前学習) 各回で取り上げるテーマについて、美術全集や展覧会の図録などを参照して基礎情報を確認する。 (事後学習) 各回の講義内容に即した課題に取り組む。 成績評価の方法と基準
【成績評価の方法】
授業への積極的な参加と授業内小課題:60% 最終時限の論述試験:40% 【成績評価の基準】 到達目標1:美術史学に関する正確な知識や手法を適用できる 到達目標2:美術作品の特徴を自分の言葉で記述することができる 到達目標3:美術史学的観点を理解した上で多角的な視点から作品を観察し、芸術的な視野を広げる意欲をもつ 備 考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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