シラバス情報

授業科目名
外国書講読2
開講年次
2年
開講年度学期
2026年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-206L
担当教員名
林 直樹
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【目的】
(1)英語による専門的論説に触れることで英書に対する抵抗感を払拭し、類書を自ら読む姿勢を習慣づける。
(2)定評ある著者による最新の入門学術書を通じて、当該分野の研究が持つ現代的意義を理解する。
【到達目標】
(1)英文の論理(文章構成法)に習熟する。
(2)量よりも質、速さよりも深さを念頭に置き、文脈を精確に把握することができる。
【授業の概要】
自身も著名な分析哲学者だったアルフレッド・J・エイヤー(エア)の著したヒューム(David Hume)論を読む。オックスフォード大学の同じシリーズからは、ヒュームの伝記作者としても知られるジェイムズ・A・ハリスによる新版のヒューム論も出ているが、あえてエイヤーによる旧版を用いたい。哲学者としてのヒュームの側面をより強調し、存在(is)と当為(ought)の区別という、社会科学方法論上とても重要な論点を持ち込んだヒューム思想の核心に、少しでも近づきたいとの狙いからである。

ヒュームが「経済学の父」アダム・スミスに与えた影響の大きさは、すでに常識かもしれない。しかしそれがどのような意味における、そしてどのような文脈における影響であったかは、つねに問い直されて然るべきであろう。エイヤーが「最も偉大なイギリス人哲学者(the greatest of all British philosophers)」と呼称するヒュームの思考過程を通して「経済学の生誕」の意義を考えてみる試みは、つねに生産的な営みと言えるのではないだろうか。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 Preface【講義&演習】
第 2回 Life and Character (1)【講義&演習】
第 3回 Life and Character (2)【講義&演習】
第 4回 Aims and Methods (1)【講義&演習】
第 5回 Aims and Methods (2)【講義&演習】
第 6回 Bodies and Selves (1)【講義&演習】
第 7回 Bodies and Selves (2)【講義&演習】
第 8回 Mid-term Test【課題】
第 9回 Cause and Effect (1)【講義&演習】
第10回 Cause and Effect (2)【講義&演習】
第11回 Cause and Effect (3)【講義&演習】
第12回 Morals, Politics, and Religion (1)【講義&演習】
第13回 Morals, Politics, and Religion (2)【講義&演習】
第14回 Morals, Politics, and Religion (3)【講義&演習】
第15回 Final Test【課題】

(授業の方法)
内容はテキストに準拠するが、単元を前後させる場合や割愛する場合もある。また、教員が授業レジュメを作成して配布する。
前半のまとめとして中間試験を、後半のまとめとして最終試験を配置する予定である。
テキスト・参考書
A. J. Ayer, "Hume: A Very Short Introduction" (OUP, 2000)
授業時間外の学修
(事前学修)
レジュメの該当範囲にあらかじめ目を通しておくこと。

(事後学修)
単語の意味だけでなく英文の文脈を正しくつかみ取るために、よく復習すること。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
中間試験50%、最終試験50%の合算で評価する。
試験では、この授業の目的に照らして満足のいく水準に到達しているかどうかを確認することに重きを置く。

(成績評価の基準)
到達目標に照らして評価する。
(1)英文の論理(文章構成法)に習熟する。
(2)量よりも質、速さよりも深さを念頭に置き、文脈を精確に把握することができる。
備  考
Teamsで資料を共有しながら、対面で授業を進めていきます。
通常の演習以上に少人数になるでしょうから、個別指導に近い環境でじっくり取り組みたい人にお薦めです。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容