シラバス情報

授業科目名
日本文学講読3(中世)
開講年次
2年
開講年度学期
2026年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-JLT-223L
担当教員名
藤川 功和
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。)
この授業の基礎となる科目
日本文学史Ⅲ(中世)
次に履修が望まれる科目
日本文学講義Ⅰ(上代〜中世)
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
中世文学について、各ジャンルを代表する文学作品それぞれの基礎知識を身に付けた上で、それらの本文を細かく読解することを通して、中世文学とその時代の特質について学ぶ。 

(受講生の到達目標)
到達目標1; 各ジャンルを代表する文学作品に関する基礎知識を身に付けることができる。
到達目標2; 上記基礎知識を踏まえて、各文学作品の本文を精緻に読解することができる。
到達目標3; 本文の読解を通して得られた情報をもとにして、中世文学とその時代の特質について述べることができる。
【授業の概要】
一、週単位で、各文学ジャンルを代表する作品を取り上げる。作品に関する基礎的情報を共有し、提示する本文の読解やforms等での設問を通して、作品分析の方法を身につけた上で、中世文学とその時代の特質について考える。 
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義: 授業の目的・到達目標・授業の進め方について授業概要
第 2回 講義: 物語の姫君(『源氏物語』以後に成立した短編物語集における姫君の人物造形の考察を通して、物語の見方について学ぶ)
第 3回 講義: 説話を読む(中世に編まれた説話集に収録された一話の精読を起点として、中世という時代の特質について学ぶ)
第 4回 講義: 姫宮の和歌(中世初期に活躍した皇女歌人の和歌について、私家集所収の和歌から学ぶ)
第 5回 講義:『平家物語』のミカタ①(『平家物語』の〈語られ方〉について、諸資料と比較しながらその仕組みを学ぶ)
第 6回 講義:『平家物語』のミカタ②(『平家物語』の読者層について、作品分析と諸資料の把握を通して学ぶ)
第 7回 講義: 中世の勅撰集①─『新古今和歌集』とその時代─(『新古今和歌集』を通して、中世勅撰集の成立と展開について学ぶ)
第 8回 講義: 中世の勅撰集②─『新古今和歌集』と後鳥羽院─(『新古今和歌集』を通して、〈王権〉と和歌の相関性について学ぶ)
第 9回 講義: 中世私家集を読む(平安期から中世初期までに成立したと目される私家集の読み比べを通して、私家集の多様性について学ぶ)
第10回 講義:『百人一首』を読む(長らく藤原定家撰とされてきた所謂『百人一首』に関する現在の研究動向を確認し、古典作品の流動性について学ぶ)
第11回 講義: ポスト『源氏物語』─(中世以降の成立と目される或る短編物語の精読を通して、中世物語における二次創作の具体について学ぶ)
第12回 講義: 中世王朝物語の世界─ポスト『源氏物語』の系譜─(〈中世王朝物語〉の概要と特質について学ぶ)
第13回 講義: 連歌のミカタ─水無瀬三吟百韻を読む─(連歌の面白さについて『水無瀬三吟百韻』を例に学ぶ)
第14回 講義: 戦国武将の和歌(中世末期の戦国武将の歌人を横断し、詠歌背景や表現上の特色について学ぶ)
第15回 講義: まとめ これまで扱った作品を振り返りながら、中世文学の各ジャンルの特質を確認する

(授業の方法)第1回〜第14回は講義で扱う作品の特質や主題に関わる設問を事前に発出し、寄せられた回答を紹介しつつ講義を進行する。また、講義中に作品理解に関わるポイントを設問形式で問い、寄せられた回答を共有しながら講義を進行する。
テキスト・参考書
(テキスト)適宜資料を配信もしくは配布する。
(参考文献)適宜授業で紹介する。
授業時間外の学修
(事前学修)
 forms等で発出する各作品の基礎的事項や特質に関わる設問について、回答する。
(事後学修)
 講義の最後に発出する講義内容に関わる設問について、期日までに回答を送る。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
事前課題への取り組み(25%)
事後課題への取り組み(25%)
試験(50%)

(成績評価の基準)
到達目標1; forms等による設問への回答において、各ジャンルを代表する文学作品に関する基礎知識を身に付けることができている。
到達目標2; 講義終了後に共有する課題において、上記基礎知識を踏まえて、各文学作品の本文を精緻に読解することができている。
到達目標3; 期末試験において、本文の読解を通して得られた情報をもとにして、中世文学とその時代の特質について述べることができている。
備  考
課題の提出は、原則としてMS-teamsもしくはformsで行います。

文書作成ソフト、MS-teamsがインストールされた大学ネットワークに接続可能なパソコン及びスマートフォンを用意してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容