シラバス情報

授業科目名
ビジネスキャリア入門
開講年次
2年
開講年度学期
2026年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-LC-213L
担当教員名
八木 力俊
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ビジネスキャリア入門
次に履修が望まれる科目
キャリア形成演習
インターンシップ
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 私たちは日常の中で「働いている人」を目にしますが、その多くは企業や組織の一部として役割を担い、見えにくい仕事や支え合いによって社会は成り立っています。本講義では、企業や組織の目的(パーパス)や構造に目を向け、現場だけでなく企画・管理など多様な働き方を知ることで、「組織で働くとはどういうことか」を考えていきます。進路の答えを出す授業ではありませんが、自分が社会とどのように関わり、どのような役割を担いたいのかを考えるための視点を得ることができます。

(受講生の到達目標)
到達目標1.企業や組織の仕組み、社会における役割を理解し、自身の将来像と結び付けて考えることができる。
到達目標2.企業人との対話やチームでの調査・訪問を通じて、仕事や働き方を具体的に理解することができる。
到達目標3.学修内容を整理し、発表を通じて自らの考えや学びを他者に伝えることができる。
【授業の概要】
 本講義は、将来の社会参加や就職活動を見据え、社会を構成する企業や組織について理解を深めることを目的とする。株式会社を中心とした企業組織の仕組みや歴史、社会的意義について、1年次科目「キャリア形成入門」と関連付けながら基礎的に学ぶ。あわせて、地域で活躍する企業人をゲスト講師として招き、組織活動の実情や働き方、仕事観に触れる。さらに少人数のグループで企業調査や訪問を行い、質疑応答にて解決する。その成果を発表することで、社会との関わり方を具体的に捉え、自身の進路やキャリアデザインを主体的に考える視点を養う。(企業訪問は、企業先の受け入れや受講生の希望により決定します。)
 なお、受講人数や企業との協力の状況により、演習内容等が変わる場合があります。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:働く種類と業界について
 現代社会における「働くこと」の意味を起点に、産業構造や業界の広がり、労働市場の特徴について学ぶ。仕事が社会の中でどのような役割を果たしているのかを理解し、自身の関心と社会との接点を考える。
(事前学修)身近な仕事や業界について調べ、関心を持った点をまとめる(約30分)
(事後学修)講義内容を振り返り、働くことへの印象を整理する(約30分)

第2回:企業組織の基本①
 株式会社を中心に、企業組織の起源や歴史、存在意義について学ぶ。企業が社会に果たす役割やパーパス、社会的責任について理解を深める。
(事前学修)「パーパス」「CSR(社会的責任)」とは何かを調べてくる(約30分)
(事後学修)企業の役割についての気づきを整理する(約30分)

第3回:企業組織の基本②
 人的資本経営の考え方を手がかりに、企業と働く人の関係性、キャリア形成とのつながりを学ぶ。個人の成長と組織の発展の関係を考える。
(事前学修)「人的資本経営」という言葉の意味を調べる(約30分)
(事後学修)講義内容をもとに企業と人の関係を整理する(約30分)

第4回:企業組織の基本③
 組織内キャリアやエンゲージメント、採用活動について学び、企業がどのように人と関わっているかを理解する。
(事前学修)気になる企業の採用情報を調べる(約30分)
(事後学修)企業と働く人の関係について考察する(約30分)

第5回:リフレーミングとガイダンス
 第1〜4回の内容を整理し、今後の企業訪問や発表に向けた視点を確認する。調査・訪問・発表の進め方についてガイダンスを行う。
(事前学修)これまでの講義内容を振り返る(約30分)
(事後学修)訪問・発表に向けた課題意識を整理する(約30分)

第6回:ゲストスピーカー(サービス業)
 サービス業で働く企業人から、仕事の実際ややりがい、社会との関わりについて学ぶ。
(事前学修)企業や業界について調べ、質問を考える(約30分)
(事後学修)講話から得た学びを整理する(約30分)

第7回:ゲストスピーカー(IT業・地域課題解決)
 ITを通じた地域課題解決の事例を学び、仕事と社会貢献の関係を考える。
(事前学修)IT業界の特徴を調べる(約30分)
(事後学修)社会課題との関係を整理する(約30分)

第8回:ゲストスピーカー(メーカー)
 製造業における生産管理・営業・企画の役割について学び、ものづくりの現場を理解する。
(事前学修)メーカーの仕事や役割について調べ、質疑応答の準備をする(約30分)
(事後学修)発表を見据えて、企業活動の流れを整理する。企業訪問などの予定を立てる(約30分)

第9回:ゲストスピーカー(金融業)
 金融業におけるコンサルティング業務を通じ、企業支援や社会との関係性を学ぶ。
(事前学修)金融業の仕事や役割について調べ、質疑応答の準備をする(約30分)
(事後学修)発表を見据えて、企業活動の流れを整理する。企業訪問などの予定を立てる(約30分)

第10回:ゲストスピーカー(広告・デザイン業)
 広告・デザインを通じた価値創造や表現の仕事について学ぶ。
(事前学修)広告やデザインの仕事や役割について調べ、質疑応答の準備をする(約30分)
(事後学修)発表を見据えて、企業活動の流れを整理する。企業訪問などの予定を立てる(約30分)

第11回:ゲストスピーカー(商社・営業職)
 商社や営業職の役割を通じ、人と人、企業と企業をつなぐ仕事について学ぶ。
(事前学修)商社の役割について調べ、質疑応答の準備をする(約30分)
(事後学修)発表を見据えて、企業活動の流れを整理する。企業訪問などの予定を立てる(約30分)

第12回:ゲストスピーカー(新聞社・ライター)
 情報を伝える仕事の意義や責任について学び、社会との関わりを考える。
(事前学修)情報を伝える仕事の意義や役割について調べ、質疑応答の準備をする(約30分)
(事後学修)発表を見据えて、企業活動の流れを整理する。企業訪問などの予定を立てる(約30分)

第13回:学生による成果発表①
 第6〜8回の内容をもとに、企業調査や学びを整理し発表する。
(事前学修)発表準備(約60分)
(事後学修)発表の振り返り(約30分)

第14回:学生による成果発表②
 第9〜11回の内容をもとに成果発表を行う。
(事前学修)発表準備(約60分)
(事後学修)学びの整理(約30分)

第15回:学生による成果発表③・まとめ
 第12回の内容を含めた発表を行い、講義全体を振り返る。
(事前学修)これまでの学修を整理する(約60分)
(事後学修)大学生活と今後の社会参加について考察する(約30分)

 ※ 授業内容は、協力先の企業の都合や社会情勢などの影響により変更することがあります。

(授業の方法)
・講義は、テキストの内容について教員が講義し、その後、受講生が実践する形で授業を進めます。基本的には教員と学生や学生同士がインタラクティブ(双方向)で対話をしながら進めていきます。
・チーム内の準備(質疑応答や発表)は、チーム(3名を想定)内で行います。
・プレゼンテーションは、チームで話し合った内容を発表します。
・企業訪問は、強制ではありません。企業が受け入れを承諾し、学生が授業に妨げの無い時間に参加できる場合に実施されます。
テキスト・参考書
必要に応じて、レジュメを配布します。
授業時間外の学修
上記シラバスの各回の説明を参考に、事前、事後の学修を行ってください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
質疑応答への取組み(20%)
プレゼンテーション(30%)
最終試験(50%)

(成績評価の基準)
1.企業や組織の目的(パーパス)や役割構造を理解し、多様な働き方を踏まえて、組織の中での個人の役割について自分の考えを整理できている。
2.講義やゲスト講師の内容をもとに、企業や組織の価値創造を捉え、チームでの対話を通じて、組織と個人の関係について考察できている。
3.プレゼンテーションや質疑応答を通じて、学修内容を論理的にまとめ、組織との関わり方について分かりやすく他者に伝えられる。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
キャリアコンサルタントの経歴を有する教員による実践的な授業