シラバス情報

授業科目名
商業科教育法2
開講年次
3年
開講年度学期
2026年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
C-TL-314L
担当教員名
餅川 正雄
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等…各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。)
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
1 高等学校学習指導要領に示された商業科の目標や各科目の内容を理解することです。
2 高等学校商業科の授業について、具体的な授業設計を行う方法を身に付けることです。

(受講生の到達目標)
1【高等学校学習指導要領に示された商業科の目標や各科目の内容を理解する。】
(1)商業科の目標と各科目(:マーケティング・財務会計Ⅰ・ビジネス経済など)の位置付けを説明できる。
(2)商業科の各科目の学習内容について、指導上の留意点を具体的に指摘できる。
(3)商業科の学習指導と評価の一体化の考え方を説明できる
(4)経済学・会計学・経営学・情報学・法律学などの学問領域と高等学校商業科目の関連を理解し、大学での学びを教材研究に活用することができる。
(5)高等学校商業科における発展的な科目の学習内容を探求し、専門性の深化を目指した教育課程 の編成について簡潔に説明することができる。
2【高等学校商業科の授業について、具体的な授業設計を行う方法を身に付ける。】
(1)生徒の学力や学習意欲等の実態を前提とした授業計画の考え方を理解している。
(2)商業科においてパソコン等の情報機器を活用した授業設計ができる。
(3)学習指導案の基本的な構成を理解し、ビジネス基礎又はマーケティングの授業について学習指導案を作成できる。
(4)ビジネス基礎又はマーケティングの模擬授業の実施とその振り返りによって、授業改善の視点を身に付けている。
(5)商業科における授業改善に関する実践研究の動向を把握し、それを参考にして授業設計に取り組むことができる。 
【授業の概要】
この授業のテーマは、「1.商業科目の目標とその内容を説明できる」と「2.教材研究の方法を身に付け、学習指導案を作成したうえで双方向の授業展開ができる」ということです。。
1.については、商業の専門科目の組織を、全体として把握したうえで、各科目の目標がどのように設定されているのかを学び、各科目の主な指導内容と留意点を考察していきます。特に、ビジネス基礎と課題研究の二つの科目の位置付けを理解した上で、商業科の目標を実現するために、4分野のバランスをどのようにとるのかを教育課程の編成例を基に検討してもらう。三年間で商業科目を30単位履修する場合の教育課程案を作成します。
2.については「学習指導案の作成と双方向の授業展開」については、数種類の標準的な例を基にして「時間配分」、「発問と板書の改善」、「教科書の使用方法」などの視点からオリジナルの学習指導案と板書ノートを作成して提出して、模擬授業を展開します。また、教材研究として、ビジネス基礎及びマーケティングの中から、テーマを選定して研究レポートを作成して授業中に発表します。
【授業計画と授業の方法】
第1回:高等学校学習指導要領における商業科の組織
第2回:商業科の原則履修科目(:ビジネス基礎、課題研究)の指導内容と指導上の留意点
第3回:商業科の各科目(:マーケティング・財務会計Ⅰ・ビジネス経済など)の指導上の留意点
第4回:商業科の学習指導の特徴と具体的な評価方法
第5回:経済学・会計学・経営学などの学問領域と商業科目の教材開発
第6回:法律学・情報学などの学問領域と商業科目の教材開発
第7回:高等学校商業科の発展的科目の学習内容と教育課程上の位置付け
第8回:高等学校商業科における小学科制、コース制・類型制の教育課程の特徴と専門性の深化の関係(教育課程案の課題提出)
第9回:導入段階における生徒のレディネスの把握方法と年間指導計画の作成
第10回:ビジネス情報分野の授業における情報通信技術の活用
第11回:ビジネス基礎又はマーケティングの学習指導案作成(学習指導案の課題提出)
第12回:模擬授業の実施と振り返り −学習補助資料の作成、板書と説明の工夫点−
第13回:模擬授業の実施と振り返り −授業中の発問と小グループでの活動時の工夫点−
第14回:商業科におけるアクティブラーニングの取り組み
第15回:商業科におけるプロジェクト学習の取り組み

(授業方法)
1.授業の方法の一つとしては、教師の「発問」に対する自分の意見を発表するという形態を採用します。
2.   商業科目「マーケティング」または「原価計算」の指導の単元を題材にして、実際に課題を考えていてもらいます。
3.  実際の授業展開を前提として、学習指導案の略案を作成したり、ワークシートや板書ノートを作成したりします。
4.  教育実習で実地授業を展開する際に必要となる教育実践技術として、板書・発問・説明の留意点について解説します。
テキスト・参考書
テキスト 西村修一監修 笠木秀樹編著『商業科教育法』東京法令出版
授業時間外の学修
予習の時間は、毎回1時間必要です。また、従業後の復習も1時間必要となります。
(事前学習)
授業前に、各授業テーマについて、教科書を読んだうえで、インターネット等を利用して関連する情報を収集してください。それをA4版のルーズリーフにその内容を簡潔に整理しておきます。これを教材研究ノートとして提出ます。
(事後学習)
授業後は、授業内容で分からなかったことについて、調べて具体例を出して生徒に簡潔に説明できるように図や表にまとめてください。これも提出してもらいます。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
課題レポート【2本】40%、教材研究ノート(提出)30%、模擬授業(学習指導案)30%で評価します。
(成績評価の基準)
(成績評価の基準)
① 課題レポートにつては、テーマの本質を的確に捉えて整理しているか、自分なりの考察を加えて意見を述べているかどうかで評価します。
② 教材研究ノートについては、単元(テーマ)の主な内容を踏まえたものであるか、ビジネス実務で必要な専門知識や技術と言えるものかどうかで評価します。
③ 模擬授業については、「導入・展開・まとめ」の流れについて、導入で無理がないか、展開では山場で考えさせる発問をしているか、具体例を示しているか、まとめでは要点を的確に整理できているかどうかで評価します。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容