|
教員名 : 内海 寧子
|
授業科目名
日本歴史の流れ
開講年次
1年
開講年度学期
2026年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-112L
担当教員名
内海 寧子
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
本講義では、旅や名所、交通を視点にして、日本の歴史を読み直すことを目的とする。また旅の社会的背景や名所化の要因とプロセスに着目することで歴史的な考察力を養い、地域社会を歴史的視点から理解することを目的とする。 (到達目標) 到達目標1:日本における時代の変遷と旅・交通の変化について説明できるようになる。 到達目標2:歴史史料(資料)を読み解くことができるようになる。 到達目標3:旅の社会的背景や、名所化の要因・過程を学ぶことによって、歴史的な視点から考える力を身につけることができる。 【授業の概要】
現在、日本で推進されている「観光立国」事業は、観光を経済の基幹産業と位置付け、外国人観光客の誘致や国内旅行の振興を通じた地域活性化と経済成長をめざしています。ここから観光は地域にとって経済を生み出す資源になっていることがわかります。それでは、歴史的にみると、何時から、どのようにして観光が資源になったのでしょうか。その答えを探るためには、旅と名所(観光地)、交通の歴史を紐解く必要があります。
本講義では、旅と関連の深い交通の歴史をたどりながら、各時代の政治や社会構造、文化を総合的に理解します。さらに、江戸時代の旅に着目し、旅行者と名所の関係や名所化のプロセスをたどることで、現在の地域社会を歴史的な流れの中で理解していきます。 【授業計画と授業の方法】
第1回 ガイダンス 旅の定義 旅を歴史的にみる意義
第2回 古代の旅・律令国家と旅 古代の交通制度 『万葉集』にみる旅 第3回 平安時代の旅 旅日記を読む 『土佐日記』 『更級日記』 第4回 中世の旅① 信仰の旅 巡礼・熊野詣の流行 第5回 中世の旅② 陸海交通の整備と発展 僧侶の修行 禅僧の留学 第6回 江戸時代の旅① 五街道と宿場町の誕生 関所と往来手形 第7回 江戸時代の旅② 伊勢参りの流行と旅の大衆化 第8回 江戸時代の旅③ 地域別にみる旅 観光都市大坂 第9回 江戸時代の旅④ 地域別にみる旅 中国地方の名所 第10回 近現代の旅 交通革命 鉄道の旅 第11回 旅とメディア 名所案内記・名所図会の出版 第12回 旅と歌枕・名所の変遷 名所・観光地の変遷(旅人の視点から名所を考える) 第13回 新しい名所の創造 名所と地域活性化 (地域の視点から名所を考える) 第14回 旅と地域文化の生成 史跡めぐりと地域意識の誕生 第15回 講義の総括 観光資源と地域の課題について考える (授業の方法) ・授業資料(配布プリント)は講義の前にTeamsおよびポータルサイトにアップロードする。講義の開始前までに各自印刷し、授業に持参すること。 ・講義では必要事項を板書するので、配布プリントに各自記入すること。 ・講義の理解度を確かめるため、講義回によっては課題を出題し、回答やコメントを求める。回答のフィードバックは、次回講義時に行う。 テキスト・参考書
(参考書)児玉幸多編『日本交通史 新装版』(吉川弘文館、2018年)。その他、講義において適宜紹介する。
授業時間外の学修
(事前学修)歴史的な展開を重視する講義のため、前回の配布プリントをよく読み、講義に参加すること。
(事後学修)講義の最後に、その回に学んだことを確認するために課題の提出を求めることがある。授業時にわからない語句があった場合は、辞書等で調べる。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
後期認定試験 100% ただし、講義中の課題コメントシートを6割以上提出していることを受験要件とする。 (成績評価の基準) ①日本における時代の変遷と旅・交通の変化について、正しい説明ができる。 ②歴史史料(資料)を読み、適切な解答ができる。 ③旅の社会的背景や名所化の要因・過程を理解し、地域社会を歴史的な流れの中で説明できる。 備 考
・毎回授業資料(配布プリント)とパワーポイントを使用し、全回講義形式で進める。
・講義の配布プリントをよく読み、予習・復習(各回とも30分程度)を行うこと。 ・板書やパワーポイントの画面を写真撮影することは禁止している。必ず自筆すること。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
|