シラバス情報

授業科目名
税務会計論
開講年次
3年
開講年度学期
2026年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-MN-306L
担当教員名
北野 富士和
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
簿記入門、商業簿記、企業法、財務諸表論、租税論
次に履修が望まれる科目
特になし
【授業の目的と到達目標】
 この授業の目的は、法人税法の問題(国際税務を含む)を中心に、法人税法の基本的な仕組みを理解することで、現在経済活動の中心である法人の活動原理を法人税法の観点から理解することになります。ただ、現行税制の理解だけではなく、現在の問題点を把握し、それに対して自分の考えを持てるようになることを目指します。
(受講生の到達目標)
到達目標1:法人税法の基本的な仕組みを説明できる。
到達目標2:国際課税に関する税法の仕組みを説明できる。
到達目標3:法人税法(国際課税を含む)の基本的な問題点について論じることができる。
【授業の概要】
 会計や会社法の知識をベースに、法人税法の仕組みを体系的に理解します。今後の経済の更なる国際化も考慮して、国際課税の仕組みも講義内容に含めます。出来るだけ、具体的な事例から理論的な理解へと講義を展開していきますので、あまり法律の条文にこだわらず、内容の理解や問題点を考えることを重視します。 授業の予習として、参考書の税務大学校講本などの該当部分を読むことが効果的です。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 租税法基礎理論
第 2回 法人税法の特徴
第 3回 納税義務者と課税範囲
第 4回 所得計算の通則
第 5回 益金
第 6回 損金
第 7回 資本等取引等
第 8回 寄附金課税等
第 9回 欠損金控除
第10回 組織再編税制
第11回 連結納税とグループ税制
第12回 国際課税の仕組み
第13回 外国法人課税
第14回 租税条約
第15回 国際的租税回避事例

(授業の方法)
 各回授業は、事前に配付したレジメに基づいて行います。講義において、説明時に「なぜでしょう」というようにできるだけ問いを投げかけますので、一緒に考えてください。また、各レジメの最後に練習問題があります。次回の講義では復習を兼ねて前回の練習問題の解答を解説してから、次の講義を進めていきます。
テキスト・参考書
(テキスト)
テキストとしては、谷口勢津夫ほか『基礎から学べる租税法(第4版)』(弘文堂、2025)を指定しますので、講義の予習復習に主に利用してください。講義自体は配付したレジメで行います(teamsを通じて事前に配付)。
なお、法人税法や租税条約の条文など参考資料が入手できるホームページは講義の中で紹介します。
(参考書)
税務大学校講本(法人税法(基礎編)令和7年度版(https://www.nta.go.jp/about/organization/ntc/kohon/houjin/pdf/all.pdf))は無料で入手できます。その他法律の条文集として、中里実ほか『租税法判例六法(第7版)』(有斐閣、2025)があり、より深く理解するには渡辺徹也『スタンダード法人税法(第3版)』(弘文堂、2023)も参考になります。
授業時間外の学修
(事前学修)
事前に配付している講義資料と参考図書を読むことにより予習をしてください。
(事後学修)
講義資料を参考にして、講義資料にある練習問題に取り組んでください。また、次回講義時の復習や練習問題の解説で誤った箇所に対する理解に努め、再度復習してください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
期末試験の成績(100%)で評価します。
(成績評価の基準)
到達目標1:法人税法の基本的な仕組みを問う問題について正しく答えることができる。
到達目標2:国際課税に関する税法の仕組みを問う問題について正しく答えることができる。
到達目標3:法人税法(国際課税を含む)の問題点について論述でき自分の意見を説明することができる。
備  考
講義内容については、若干の変更もあり得ます。
法人税法の細部にこだわらず、全体的な考え方を理解してください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
税理士である教員による授業