シラバス情報

授業科目名
東洋美術史1
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-RE-114L/A-SF-104L
担当教員名
高橋 早紀子
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・美術理論及び美術史(鑑賞並びに日本の伝統美術及びアジアの表現を含む)
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
東洋美術史2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
東洋美術(仏教美術)の主要作例について学び、専門知識や比較分析力をつける。
課題やグループワークを通して、東洋美術(仏教美術)に関する自分の考えを言語化する。

(受講生の到達目標)
・到達目標1:東洋美術(仏教美術)の主要作例について専門用語を用いて説明することができる。
・到達目標2:インド・中国・日本の仏教美術の特色を比較分析することができる。
・到達目標3:コミュニケーション力やプレゼンテーション力といった実践力を身につけることができる。
【授業の概要】
仏教美術を中心とした東洋美術史の概論である。インド・中国・日本の仏教美術の主要作例を取り上げて地域や時代の特色について考察する。授業は講義とグループワーク(発表を含む)からなり、講義ではパワーポイントを用いて多くの絵画や彫刻の画像を提示する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回  イントロダクション(講義)
第2回  仏教美術の鑑賞基礎知識(1)〜尊格・印相・坐勢・服制・各部名称〜(講義)
第3回  仏教美術の鑑賞基礎知識(2)〜仏伝・本生譚〜(講義)
第4回  インドの仏教美術(1)〜マウリヤ朝・シュンガ朝〜(講義)
第5回  インドの仏教美術(2)〜クシャーナ朝・グプタ朝〜(講義)
第6回  インドの仏教美術(3)〜アジャンター石窟〜(講義)
第7回  中国の仏教美術(1)〜雲岡石窟〜(講義)
第8回  中国の仏教美術(2)〜龍門石窟〜(講義)
第9回  中国の仏教美術(3)〜敦煌石窟〜(講義)
第10回 日本の仏教美術(1)〜飛鳥・奈良時代〜(講義)
第11回 日本の仏教美術(1)〜平安時代〜(講義)
第12回 日本の仏教美術(3)〜鎌倉時代〜(講義)
第13回 発表準備(1)(グループワーク:発表に向けてグループごとに主要テーマに関する授業内容を整理する)
第14回 発表準備(2)(グループワーク:発表に向けてグループごとに主要テーマに関する授業内容を整理する)
第15回 発表とフィードバック(グループワーク:主要テーマに関する発表を行い、フィードバックを受ける)

(授業の方法)
第1〜12回は講義形式で行う。
第13〜14回はグループごとに主要テーマに関する発表の準備を進め、第15回に発表を行う。
グループワークを取り入れるねらいは、各グループで主要テーマの要点を簡潔にまとめて発表することを通して、コミュニケーション力やプレゼンテーション力といった実践力を身につけることにある。
テキスト・参考書
適宜資料を配布する。
授業時間外の学修
事前学修:配布資料を読み、わからない専門用語等を調べる。
事後学修:配布資料を見直し、関連図書を読んで理解を深める。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業内の課題・グループワーク60%、期末試験40%

(成績評価の基準)
・到達目標1:東洋美術(仏教美術)の主要作例について専門用語を用いて説明し、問題を解くことができている。
・到達目標2:インド・中国・日本の仏教美術の特色について比較分析を行うことができている。
・到達目標3:グループ内で十分なコミュニケーションをとり、効果的なプレゼンテーションを行う実践力を身につけることができている。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容