監査論

3年

2025年度前期

2単位

E-MN-308L

井上　善弘

単独

簿記入門、商業簿記、会計学

財務諸表監査の⽬的と基本的な概念について，監査理論の観点から学ぶ。財務諸表監査の経済社会における意義と役割について理解する。

・財務諸表監査の意義と役割について理解することができる。
・財務諸表監査の⽬的と基本的な概念について理解することができる。
・財務諸表監査を⽀える監査理論の特徴について理解することができる。

　財務諸表監査は，企業の公表する財務諸表の信頼性を独⽴した第三者の⽴場から保証することをその任務とする。財務諸表監査は，今⽇の経済社会における重要なインフラストラクチャーのひとつであると考えられている。本授業では，財務諸表監査の⽬的と基本的な概念について，監査理論の観点から詳述する。

第　１回　監査とは（講義）
第　２回　財務諸表監査の意義（講義）
第　３回　財務諸表監査の必要性（講義）
第　４回　監査理論の特徴（講義）
第　５回　監査理論における概念探究（講義）
第　６回　監査の⽬的（講義・小テスト（１））
第　７回　監査公準（講義）
第　８回　監査意⾒（その１︓「真実かつ公正」の意味内容）（講義））
第　９回　監査意⾒（その２︓「真実かつ公正」に対する概念探究）（講義）
第１０回　監査証拠（その１︓意義と分類⽅法）（講義・小テスト（２））
第１１回　監査証拠（その２：規準となる証拠）（講義）
第１２回　監査証拠（その３︓蓋然性と監査証拠）（講義）
第１３回　財務諸表監査における懐疑⼼（講義）
第１４回　財務諸表監査における重要性（講義）
第１５回　講義全体の総括と整理（講義）
第１６回　期末試験
小テスト（１）は第１回〜第5回の講義内容を，小テスト（２）は第6回〜第9回の講義内容を，それぞれの対象範囲とする。期末試験は講義全体を対象範囲とする。

テキスト：イアンデニス著，井上善弘翻訳『財務諸表監査の基礎理論』中央経済社，2022年，4620円。
参考書：特になし。

　(事前学習）
　教科書の該当箇所と事前に配布している資料を熟読すること

（事後学習）
　教科書及び配布資料の該当箇所を復習すること。また，小テスト及び期末試験に対する対策を怠らないこと。

　（成績評価の方法）
　　小テスト（15点×２回＝30点）、期末試験（70点）
　（成績評価の基準）
　　到達目標１　財務諸表監査の意義と役割について理解することができる。
　　到達目標２　財務諸表監査の⽬的と基本的な概念について理解することができる。
　　到達目標３　財務諸表監査を⽀える監査理論の特徴について理解することができる。
　　　
　

教科書は本講義の履修にとって不可欠ですので，必ず事前に購入してください。

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