![]() 教員名 : 田中 政旭
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授業科目名
専門演習1b
開講年次
3年
開講年度学期
2025年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-302S
担当教員名
田中 政旭
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
管理会計論、経営分析論、専門演習Ⅰa
次に履修が望まれる科目
専門演習Ⅱa
【授業の目的と到達目標】
[授業の目的]
「良い研究」とは、何かについて、テーマプロジェクトと個人研究の報告を通じて、学ぶ。また、「良い問い」であっても、その問いを手段が間違えていれば、問に対する適切な回答を導くことが困難である。そこで、後期の活動を通じて、問いに対する回答を得る方法についても学ぶ。 [到達目標] 到達目標1:様々な文献を理解できる。 到達目標2:多面的な思考ができる。 到達目標3:論理的に説明できる。 【授業の概要】
授業の目的を達成するために、「良い研究」とは何かについて、講義を行う。また、研究テーマを探索するために、管理会計を中心に経営学について学ぶ。その上で、グループによるテーマプロジェクトにより、自分たちで探求すべき研究テーマを選定し、その研究テーマについて検討する。このテーマプロジェクトを通じて、「良い問いとは何か」、またその「その問いに対する回答をどのように得ればよいのか」について深く理解してもらう。「専門1b」では、最後に、上記の活動を通じて学んだことを踏まえて、次年度の卒業論文の作成に向けて自分の研究にかかる研究計画書を作成してもらう。
【授業計画と授業の方法】
[授業計画と授業の方法]
1. テーマプロジェクトおよび個人研究に向けて 「良い研究」、個人的関心・産業界・社会の関心・学会の関心、文献レビューの意義(根が浅いと木は倒れる) 2. 輪読−思考を磨く− 仕事の場ではカネ・情報・感情が縦にもヨコにも流れている、経営とは他人を通して事をなすこと 3. 輪読−思考を磨く− 管理会計の二面性(情報システム、影響システム)、測定されると行動が変わる 4. 輪読−思考を磨く− 他人を通して事をなす、インセンティブシステム、責任単位、成果の測定とフィードバック、業績測定コスト 5. 輪読−思考を磨く− 他人を通して事をなす、現場の自己刺激プロセスの活性化、ヨコの相互作用 6. 輪読−思考を磨く− 管理会計、マネジメント・コントロール、コントロール・パッケージ 7. テーマプロジェクト−ガイダンス− 「良い研究」、フィールド調査、グループワーク 8. テーマプロジェクト−グループワーク− テーマの選定と報告、グループワーク 9. テーマプロジェクト−グループワーク− 10. テーマプロジェクト−グループワーク− 中間報告 11. テーマプロジェクト−グループワーク− 12. テーマプロジェクト−発表− 13. 個人研究 研究計画書(研究テーマ、研究意義、研究方法)の報告 14. 個人研究 研究計画書(研究テーマ、研究意義、研究方法)の報告 15. 振り返り、今後のゼミの進め方 [授業の方法] 次年度の卒業論文の作成に向けて、①「良い研究」とは何かを学んだ上で、②「良い問い」を探索し、③その問いに対する回答を得る方法について検討してもらう。 そのために、研究テーマの探索に役立つ文献の輪読、グループによるテーマプロジェクトの実施、そして個人の研究に係る研究計画書の作成に取り組んでもらう。 テキスト・参考書
[テキスト]
前期の取り組み状況を踏まえて、指示する。 [参考書] 伊丹敬之・青木康晴(2016) 『現場が動き出す会計—人はなぜ測定されると行動を変えるのか−』日本経済新聞社. 伊丹敬之(2023)『経営学とはなにか』日本経済新聞出版. 佐藤郁哉(2020)『はじめての経営学 ビジネス・リサーチ』東洋経済新報社. 授業時間外の学修
[事前学修]
・報告資料等の準備を行う(プレゼンテーションの回やレビュー内容の検討等に間に合うように、各自で資料の作成に取り組んでください。)。 [事後学習] ・授業内容、仲間や担当教員からの意見やコメントを確認する。 成績評価の方法と基準
[成績評価の方法]
・報告内容及び提出資料の内容(60%) ・グループワークへの参加状況(30%) ・議論への貢献度(10%) [成績評価の基準] ・文献を理解できる ・多面的な思考ができる ・論理的に説明できる 備 考
進捗や理解度に応じて授業内容を変更する可能性がある。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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