シラバス情報

授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
吉良 悟
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
日本国憲法
次に履修が望まれる科目
専門演習1b
【授業の目的と到達目標】
 この授業の目的は、国際法、憲法及び安全保障に関する専門知識を修得するとともに、4年生で卒業論文を完成させられるように準備を進めることです。授業では、輪読に加えて各々の問題関心に基づく調査及び発表をします。また、受講生の発表の際には、発表内容をもとに教員と受講生で議論をします。さらに、この授業ではディベートを導入します。ディベートにより、調査力、論理的思考力、発表力を養います。
 到達目標は、次の3つです。①国際法、憲法及び安全保障の知識を総合的に活用し、今日の日本、国際社会が直面する課題を分析できるようになること、②探究心を持って自主的に課題を発見し、卒業論文の構想作成に着手できること、③新たに接するテーマについて積極的に議論できるようになることです。
【授業の概要】
 授業で輪読を行う回では、1回につき2人が発表します。1人あたり20分程度が発表時間の目安になります。発表後には、質疑応答の時間を設け、各論点について担当教員と受講生で議論をした後に、教員が講義を行います。ディベートに関しては、ルールなどの詳細を第1回目のオリエンテーションで説明をしますが、事前に全日本ディベート連盟のホームページなどで確認しておいてください。第11回目から第15回目までは、安全保障に関する任意のテーマを選択し、1回につき2〜3人が報告をします。安全保障の概要については、第2回目に説明します。
【授業計画と授業の方法】
第  1回目 オリエンテーション
第  2回目 安全保障論(安全保障とは何かについて教員が講義し、皆で議論します)
第  3回目 輪読①(「第1章 日米安保条約—極東地域に『開かれた』同盟」を読み、日米安全保障条約について議論します)
第  4回目 輪読②(「第2章 憲法第9条—『必要最小限の実力』を求めて」を読み、日本国憲法と自衛権について議論します)
第  5回目 受講生選択テーマのディベート①(テーマは第1回のオリエンテーション時に、受講生の多数決で選定します)
第  6回目 輪読③(「第3章 防衛大綱—基盤的防衛力構想という『意図せざる合意』を読み、防衛費について議論します)
第  7回目 輪読④(「第4章 ガイドライン—地域のなかの指揮権調整問題」を読み、自衛隊と米軍の指揮権について議論します)
第  8回目 受講生選択テーマのディベート②(テーマは第1回のオリエンテーション時に、受講生の多数決で選定します)
第  9回目 輪読⑤(「第5章 NSC—『司令塔』の奇妙な制度設計」を読み、政府組織の変遷について議論します)
第10回目 輪読⑥(「終章 歴史に学ぶこれからの日本の安全保障」を読み、今後の日本の安全保障について議論します)
第11回目 安全保障に関する発表①(受講生が安全保障に関する任意のテーマで1人20分の発表をした後、皆で議論します)
第12回目 安全保障に関する発表②(受講生が安全保障に関する任意のテーマで1人20分の発表をした後、皆で議論します)
第13回目 安全保障に関する発表③(受講生が安全保障に関する任意のテーマで1人20分の発表をした後、皆で議論します)
第14回目 安全保障に関する発表④(受講生が安全保障に関する任意のテーマで1人20分の発表をした後、皆で議論します)
第15回目 安全保障に関する発表⑤(受講生が安全保障に関する任意のテーマで1人20分の発表をした後、皆で議論します)
テキスト・参考書
(テキスト)
千々和泰明『戦後日本の安全保障——日米同盟、憲法9条からNSCまで』(中央公論新社、2022年)。
授業時間外の学修
(事前学修)
第1回目 
 大学3年次で達成したい目標を考えてきてください。

第2回目 
 安全保障に関して、自身が関心を持っているニュースについて調べておいてください。

第3回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成してください。報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第4回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成してください。報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第5回目 
 ディベートの担当者は、ディベートの準備をしてください。担当者以外は、テーマについて自身で調べておいてください。

第6回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成してください。報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第7回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成してください。報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第8回目 
 ディベートの担当者は、ディベートの準備をしてください。担当者以外は、テーマについて自身で調べておいてください。

第9回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成し、報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第10回目 
 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成し、報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第11回目 
 発表者は、自身が関心を有する安全保障に関するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第12回目 
 発表者は、自身が関心を有する安全保障に関するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第13回目 
 発表者は、自身が関心を有する安全保障に関するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第14回目 
 発表者は、自身が関心を有する安全保障に関するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

第15回目 
 発表者は、自身が関心を有する安全保障に関するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。

(事後学修)
 教員が解説した内容を自身で記載したノート及び授業内で配布された資料を十分読み返すとともに、興味を持った点について関連する書籍を探して読んでください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
輪読発表30%、個人発表30%、ディベート20%、授業への参加(質疑応答)20%

(評価基準)
①国際法、憲法及び安全保障の知識を総合的に活用し、今日の日本、国際社会が直面する課題を分析できること。
②探究心を持って自主的に課題を発見し、卒業論文の構想作成に着手できること。
③新たに接するテーマについて積極的に議論できること。
備  考
授業等に関する質問は、Teamsのチャットより受付けます。お気軽にご連絡ください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容