![]() 教員名 : 吉良 悟
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授業科目名
基礎演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-101S
担当教員名
吉良 悟
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
この授業の目的は、大学生活で必要な知的技法を修得することです。大学では、レポート作成や演習での輪読といった高校生活では馴染みのない課題があります。また、4年次には、卒業論文を完成させることが求められます。この授業は、経済情報学部での学修を円滑にスタートさせるため、レポート作成、輪読及び発表を実践し、論理的思考力、文章力及び表現力を向上させることを目指します。輪読で、国際社会に関する基礎的な知識を修得し、個人発表によって、主体性をもって自ら問題を設定し解決することができるようになります。
到達目標は、次の3つです。①輪読用テキストの内容を理解し、レジュメの作成ができるようになること、②国際社会が直面する課題について、議論する能力を身につけること、③聞き手が理解しやすい発表ができるようになること、です。 【授業の概要】
輪読の教科書は、国際社会における武力行使に関するものです。ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエルとハマスの武力紛争など、ニュースで取り上げられる問題の筆頭が武力紛争に関するものであり、どのような進路を選択されるにせよ、武力行使に関する知見は有用です。なお、テキストは、イラスト入りのとても読みやすいものを指定しています。第10回目からの発表は、自身が関心を有するテーマについて資料を作成し、発表します。
【授業計画と授業の方法】
第 1回目 オリエンテーション
第 2回目 知的技法(レポート作成方法・引用の作法等) 第 3回目 国際法・安全保障(輪読に必要な基礎知識の講義) 第 4回目 輪読①(「第1章 戦争を『許さない』ためのルール作り」を読み、戦争の違法化について議論します) 第 5回目 輪読②(「第2章 『許される』軍事力行使①—安保理決議に基づく措置」を読み、湾岸戦争などについて議論します) 第 6回目 輪読③(「第3章 『許される』軍事力行使②—自衛権の行使」を読み、自衛権について議論します) 第 7回目 輪読④(「第4章 議論のある軍事力行使」を読み、在外自国民保護について議論します) 第 8回目 輪読⑤(「第4章 議論のある軍事力行使」を読み、人道的干渉について議論します) 第 9回目 輪読⑥(「特別章 ロシアによるウクライナ侵攻は許されるのか」を読み、ロシアによるウクライナ侵攻について議論します) 第10回目 発表①(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) 第11回目 発表②(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) 第12回目 発表③(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) 第13回目 発表④(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) 第14回目 発表⑤(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) 第15回目 発表⑥(受講生が自身の関心のあるテーマについて15分発表した後、皆で議論します) テキスト・参考書
(テキスト)
稲葉義泰『「戦争」は許されるのか? 国際法で読み解く武力行使のルール』(イカロス出版、2022年)。 授業時間外の学修
(事前学修)
第1回目 大学1年次で達成したい目標を考えてきてください。 第2回目 脚注のルールに関して、自身で調べておいてください。 第3回目 国際紛争に関するニュースに目を通し、疑問に思うことや質問、あるいは、感想などを考えておいてください。 第4回目〜第9回目(輪読) 報告者は、輪読の担当箇所のレジュメを作成してください。報告者以外は、報告される箇所を熟読し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。 第10回目〜第15回目(発表) 発表者は、自身が関心を有するテーマについて、発表資料(レジュメ、パワーポイントなど)を作成してください。発表者以外は、発表テーマについて、インターネット・書籍から、概要を確認し、少なくとも1つは質問を考えてきてください。 (事後学修) 教員が解説した内容を自身で記載したノート及び授業内で配布された資料を十分読み返すとともに、興味を持った点について関連する書籍を読んでください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
輪読発表(40%)、個人発表(40%)、授業への参加(質疑応答)(20%) (成績評価の基準) ①輪読用テキストの内容を理解し、レジュメの作成ができること。 ②国際社会が直面する課題について、積極的に議論できること。 ③他の受講生が理解しやすい発表ができること。 備 考
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担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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