![]() 教員名 : 牧田 幸文
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授業科目名
社会保障入門
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
G-SS-142L
担当教員名
牧田 幸文
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
社会保障
社会政策 【授業の目的と到達目標】
(テーマ)
社会保障制度の概要を理解し、超高齢社会における公的扶助と社会保険に関する知識を身につける。 (到達目標) 1.社会保障制度成立の歴史的背景を理解する 2.社会福祉国家と社会保障の理念について説明できるようになる 3.日本の社会保障制度の現状について説明できるようになる 4.公的扶助・社会福祉・社会保険制度について説明できるようになる 【授業の概要】
人々が歳を重ねる中で、病気、障がい、失業、老齢によるフレイルなどに直面しながら暮らす可能性があります。本授業では、こうしたライフコースの困難に直面した場合、国や自治体、地域はどのような支援やサービスを提供しているのかを理解することを目的としています。社会保障制度成立の歴史的背景を理解し、日本における公的扶助と社会保険、公的年金制度、医療保険制度の内容とその課題、制度の動向について基礎的な理解を深めます。
【授業計画と授業の方法】
第1回 ガイダンス 少子高齢社会における社会保障とは(講義)
第2回 社会保障の歴史(1) 市民権と社会権の成立の歴史的背景(講義) 第3回 社会保障の歴史(2) 20世紀初頭の福祉国家の成立(講義) 第4回 社会保障の歴史(3) 多様な福祉国家の出現と社会保障のモデル(講義) 社会保障の歴史(1)〜(3)に関する小レポート提出 第5回 社会保障制度の体系: 公的扶助・社会福祉・社会保険の概説(講義) 第6回 公的扶助 (1) 生活保護制度の概説(講義) 第7回 公的扶助 (2) 社会手当(児童手当・子ども手当・児童扶養手当・福祉年金)の概説(講義) 第8回 社会福祉 (1) 児童福祉:子どもの貧困とコミュニティによる支援の概説(講義) 第9回 社会福祉 (2) 障がい者福祉:障がい者の暮らしと雇用と課題(講義) 第10回 社会福祉 (3) 高齢者福祉:高齢者の暮らし〜だれがケアをするのか〜概説(講義) 子ども、障がい者、高齢者福祉、社会手当に関する小レポート提出 第11回 社会保険 (1) 労働保険:雇用保険と労働保険の概要(講義) 第12回 社会保険 (2) 医療保険:国民皆保険と医療保険制度の動向(講義) 第13回 社会保険 (3) 公的年金:国民年金と厚生年金制度の概要(講義) 第14回 社会保険 (4) 介護保険制度の概要(講義) 社会保険(1)〜(4)に関する小レポート提出 第15回 授業のまとめ(講義) テキスト・参考書
椋野美智子, 田中耕太郎著『はじめての社会保障』(第21版)有斐閣アルマ,2024年
イエスタ・エスピン=アンデルセン(著)『平等と効率の福祉革命新しい女性の役割』岩波現代文庫, 2022年 川村匡由編著『入門社会保障』ミネルヴァ書房, 2021年 授業時間外の学修
(事前学修)テキスト・資料を予習してきてください。
(事後学修)テキスト・資料を復習してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
定期試験(60%)、レポート(40%) (成績評価の基準)「成績評価のガイドライン」に示した評価基準による 1.社会保障制度成立の歴史的背景を理解している 2.社会福祉国家と社会保障の理念について説明できるかどうか 3.日本の社会保障制度の現状について説明できるかどうか 4.公的扶助・社会福祉・社会保険制度について説明できるかどうか 備 考
講義はパワーポイントを使って行います。PPの内容の一部を授業ノートとして、事前に資料とともに配布します。テキスト・参考書で挙げている本は授業の参考として読んでおいてください
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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