![]() 教員名 : 吉良 悟
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授業科目名
法学概論
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
G-SS-101L
担当教員名
吉良 悟
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
なし
次に履修が望まれる科目
なし
【授業の目的と到達目標】
皆さんが生活する中で、法は避けて通れないものです。法を知らなかったという「法の不知」は、言い訳にはなりません。この授業では、法体系、条文の読み方、法が実生活にどのような影響を与えているのかといったことを理解し、問題が発生した時に法的に解決する力を身につけることを目的としています。問題が発生した時に、法的視点から解決方法を模索できるようになることは、将来どのような進路を選択されても、必ずや有用なものになります。
到達目標は次の3つです。①法文特有の言葉遣いを理解し、法文の意味を正しく読めるようになること、②重要な法律の定義・趣旨・要件・効果を理解し、実生活に影響を与える法的論点を説明できるようになること、③問題が発生した際に、法的分析ができるようになることです。 【授業の概要】
法とは、そもそも何かという問題から授業を始めます。その後、憲法分野では、人権に関する問題、国会・内閣・裁判所といった統治機構、民法分野では、契約の話、出生、結婚、離婚及び死亡といった家族関係に関する問題、日本の刑罰と刑法、そして、企業、環境、芸術、情報といったものと法に関する問題を扱います。また、国際社会のルールである国際法や、戦争のルールについても講義します。これにより、国内の問題だけではなく、国際問題に関する報道を見るときに、新しい視点から考察することができます。この授業では、法にはこれまで関心がなかったという方も親しめるように、身近な事例や具体例を多く用います。なお、授業内では、参加者に対して意見を求めることがあります。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 法とはなにか
第 2回 文学の中の法 第 3回 法の解釈 第 4回 法の支配 第 5回 国際社会と法 第 6回 基本的人権 第 7回 統治機構 第 8回 契約と法 第 9回 家族と法 第10回 企業と法 第11回 刑罰と法 第12回 情報と法 第13回 芸術と法 第14回 環境と法 第15回 戦争と法 テキスト・参考書
(テキスト)
堀口悟郎・斎藤一久編『図録 法学入門』(弘文堂、2024年)。 授業では、レジュメを配布します。また、欠席者用にTeamsにレジュメを掲載します。 授業時間外の学修
(事前学修)
テキスト『図録 法学入門』のうち、授業で扱う箇所(下記)を事前に読み、テキストの説明で分からないところがあれば、ノート等にメモしておいてください。また、初めて聞く用語の意味を調べておいてください。 第 1回 『図録 法学入門』4〜7頁。 第 2回 皆さんが思いつく裁判や刑罰、権利といった場面が描かれている文学作品をいくつかメモしてきてください。昔話でも差し支えないです。 第 3回 『図録 法学入門』136-137頁。 第 4回 『図録 法学入門』100、103頁。 第 5回 『図録 法学入門』128-130頁。 第 6回 『図録 法学入門』92-93、95頁。 第 7回 『図録 法学入門』101-102頁。 第 8回 『図録 法学入門』10-21頁。 第 9回 『図録 法学入門』22-25頁。 第10回 『図録 法学入門』38-45頁。 第11回 『図録 法学入門』62-77頁。 第12回 『図録 法学入門』124-127頁。 第13回 『図録 法学入門』46-49頁、94-95頁。 第14回 『図録 法学入門』120-123頁。 第15回 『図録 法学入門』129頁、131頁。 (事後学修) 配布したレジュメ、授業中に筆記したノート等を十分読み返してください。また、より深く学びたい方は、授業内で教員が紹介した図書も読んでみてください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
小レポート(30%)(提出期限は第8回目授業日の23:59まで) 期末テスト(70%)(空欄補充問題50%、論述問題20%) (成績評価の基準) ①重要な法令について、定義・趣旨・要件・効果を理解していること。 ②具体的事例について、法的な解決方法を提示できること。 備 考
授業等に関する質問は、Teamsのチャットより受付けます。お気軽にご連絡ください。
担当教員の実務経験の有無
なし
実務経験の具体的内容
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