![]() 教員名 : 西嶋 亜美
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授業科目名
美術史特講(西洋)
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期、2025年度後期
単位数
4.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
西嶋 亜美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校専修免許・高等学校専修免許 美術) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・教科及び教科の指導法に関する科目 この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
前期は、テーマに基づく西洋美術史の講義を通じて、作品やそれを生み出した社会についての知識を得るとともに、美術作品を考える際の多様なアプローチを学びます。 後期は、受講生各自が関心のある作品について、学術的にリサーチと報告、それに基づくディスカッションを行います。 一年を通して、西洋美術史の学習者として自立することが目的です。 (受講生の到達目標) 到達目標1;近代美術史にかかわる正確な知識と多角的な見方を獲得する。 到達目標2;関心のある作品について、科学的に説得力のある方法で調査・報告を行うスキルを身につける。 到達目標3;他者の芸術的達成や研究成果に関心を持ち、自らの芸術的立場や見解に引き付けて理解したり議論することができる。 【授業の概要】
前期は、テーマに基づく講義を通じて西洋美術の知識を広げ、美術史の色々な考え方を学びます。今年のテーマは「時間と世界観」です。
後期は、各自の気になる作品について調査し、発表・議論します。 全体に、積極的な参加を求めます。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回:全体オリエンテーション...[講義] 第 2回:「時」の寓意...[講義] 第 3回:文明の盛衰ーー...[講義] 第 4回:キリスト教的世界観と美術(1)ー原罪と救済ー...[講義] 第 5回:キリスト教的世界観と美術(2)ー「死を忘れるな」ー...[講義] 第 6回:人生の諸段階(1)ー「子供の誕生」ー...[講義] 第 7回:人生の諸段階(2)ー加齢と老いー...[講義] 第 8回:四季とめぐる時間(1)ー季節の表象ー...[講義] 第 9回:四季とめぐる時間(2)ー連作を考えるー...[講義] 第10回:空間移動と時間(1)ー生きた古代ー...[講義] 第11回:空間移動と時間(2)ー無垢なる野蛮ー...[講義] 第12回:黄金時代は未来にある(1)ーユートピアの表象ー...[講義] 第13回:黄金時代は未来にある(2)ーアナキズムと社会主義ー...[講義] 第14回:速さとリアリティーキュビスムや未来派をどう考えるかー...[講義] 第15回:つかのまと永遠ー展示と保存ー...[講義] 第16回:後期オリエンテーションー調査発表の目的と流れ...[講義] 第17回:作品同定のための諸要素…[講義・演習] 第18回:調査作品の決定…[講義・演習] 第19回:作品記述の方法…[講義] 第20回:作品記述の実践…[演習] 第21回:参考文献表の作成と利用...[演習] 第22回:資料調査と分析の方法(1)カタログレゾネ・展覧会カタログなど...[講義・演習] 第23回:資料調査と分析の方法(2)モノグラフ・伝記など...[講義・演習] 第24回:資料調査と分析の方法(3)同時代資料・作家の言葉・その他...[講義・演習] 第25回:ケーススタディ(1)影響関係...[講義] 第26回:ケーススタディ(2)言説分析...[講義] 第27回:プレゼンテーションの技術と実践...[講義] 第28回:受講者の発表と議論(1)近代以前の作品調査発表...[演習] 第29回:受講者の発表と議論(2)近現代の作品調査発表...[演習] 第30回:全体総括...[講義・演習] (授業の方法) プロジェクターとスクリーンで図版や資料を提示しながら講義・演習を行います。 前期は、講義に参加し、作品をより理解するための作業を行ったり、内容に関連する課題を提出してもらいます。 後期は、作品調査発表を行うための様々な方法や技術を提示し、その都度「演習」として課題に取り組みながら、各自調査を進めます。講義の最後3回ほどで、実際に受講生がスクリーンにプレゼンテーションを投影しながら発表を行い、学会を模した形で議論を行います。 テキスト・参考書
テキストは用いず、講義資料を配布します。
参考書は随時紹介します。 授業時間外の学修
授業に関連するか否かを問わず、また実見が難しい場合は複製を利用し、多くの美術作品を鑑賞する機会をもってください。
(事前学習) 特に必要ありません。 (事後学習) 講義・演習内容に即した各回の課題に取り組んでください。特に後期は、相当量の授業時間外の学習を求めます。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業への積極的な参与・課題の履行:50%、作品調査発表:50% (成績評価の基準) 到達目標1;課題や発表において、近代美術史および美術史学の正確な知識や多様な方法を適切に利用できる。 到達目標2;後期の講義を通して、作品調査・報告の方法論と技術を身につけている。 到達目標3;前期講義の課題や調査発表に伴う議論に積極的に参与し、芸術的な視野を広げる意欲を見せている。 備 考
初回講義で詳しく説明するので、受講を検討する場合は初回に出席してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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