シラバス情報

授業科目名
科学技術の進歩
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-NS-131L
担当教員名
梅村 祥之
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
AIを中心とした科学技術の歴史を学び,近年の生成AIの急速な進歩による社会の激変に対して,自ら考える能力を養う.
(受講生の到達目標)
- コンピュータの登場からAIの登場までの技術の流れを理解できる
- AI技術の発展の流れを理解できる
- 生成AIの発展の流れと社会への影響を理解できる
【授業の概要】
近年,生成AIが日進月歩し,人間の能力を超えたとも言われている.
これにより,社会の激変が予想されている.
そこで,AIの研究開発が計算機の登場とともに始まり,
第1次〜第3次AIブームと冬の時代を経て,高度な生成AIの登場に至った歴史を学び,
さらに,シンギュラリティという用語で代表される社会への影響の懸念点を学び,
激変の時代の中で,自ら考えるための基礎学力を得る.
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 科学技術史概観
第 2回 コンピュータの登場とAIの登場
第 3回 第1次〜第3次AIブームと冬の時代(1)
第 4回 第1次〜第3次AIブームと冬の時代(2)
第 5回 機械学習の歴史,脳科学の歴史
第 6回 深層学習の登場
第 7回 深層学習の中心技術 誤差逆伝播
第 8回 画像認識の性能向上と社会への適用
第 9回 生成AIの原理,画像生成を中心に
第10回 自然言語処理技術の発展
第11回 ChatGTPの中心技術 transformerの仕組み
第12回 企業のDX化への利用方法
第13回 ChatGPTの能力,ハルシネーション(嘘をつく)の発生と対策
第14回 ChatGPTにおける高度な知能の創発,研究の最前線
第15回 AGI, シンギュラリティ

(授業の方法)
第1回から10回までは座学が中心である.
インターネットで公開されているデモビデオを見せて実感を持てるようにする.
各回の途中に,学生同士で講義内容を説明しあって理解度を確認する時間を設ける.
第11回から14回は急速に発展している生成AIに関する内容で,
各人のノートパソコンでChatGPTを動作させながら体験学習する.
第15回はAIと社会の未来に関する様々な説を学習するとともに,
グループでディベートして,理解を深める.
テキスト・参考書
配布資料
授業時間外の学修
授業内容を復習する.
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
期末試験の点数が100%である.期末試験の100点満点の点数を10で割り,小数点以下を四捨五入して10段階評価値に変換する.
(成績評価の基準)
「成績評価のガイドライン」に示された評価基準による.
備  考
担当教員の実務経験の有無
×
実務経験の具体的内容