シラバス情報

授業科目名
現代社会と人間行動
開講年次
1年
開講年度学期
2025年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
G-SS-145L
担当教員名
中村 孝
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
心理学入門
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業では,これからの予測不可能な時代で生き抜くための技能を醸成することを目的として,現代社会を見つめ直し,人間行動の不可思議な点について議論・考察を深めていきます。

(受講生の到達目標)
1:各テーマについて自分なりに問題意識を持って臨む。
2:現実の問題を理論などと結びつけ客観的に理解する能力や姿勢を磨く。
3:主体的・能動的な学習者になるために、議論や協働作業に積極的かつ効果的に参加する。
4:疑問や現実問題とのつながりを考察するなどの独自性を大事にし、+α課題などを実施し学び続ける姿勢を磨く。
【授業の概要】
本授業では,以下の講義内容の右枠に示したテーマ案や受講者からテーマを募り,それらについて,前半の授業で議論し,関連する理論を学びます。後半には,実際に受講者が自分自身又は社会の諸問題を少しでも改善するためのアクション計画を立て実際に実行し評価します(Problem Based Learningのスタイルをとります)。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1.オリエンテーション:内容・評価基準の説明
2.議論(恋愛「失敗の繰り返し」,競争社会と習い事,児童虐待)
3.議論(喫煙とゲーム依存,少子化と晩婚化,いじめ)
4.議論(SNSの変遷,投票率,デマ・暴動・戦争) 
5.なぜしてしまう?人間行動(個人・基礎理論)
6.なぜ起きる?人間行動(集団・発展理論)
7.議論(恋愛「失敗の繰り返し」,競争社会と習い事,児童虐待+新テーマ)
8.議論(喫煙とゲーム依存,少子化と晩婚化,いじめ+新テーマ)
9.議論(SNSの変遷,投票率,デマ・暴動・戦争+新テーマ) 
10.テーマレポート:これまでの議論テーマから1つ選び友人や引用の知見を交え自身の考えの変遷と考察をまとめる
11.あなたは何をする?これからの行動計画PBL:具体的な実行計画立案
13.進捗報告共有:実行結果と改善手続き
14.進捗報告共有:実行結果と改善手続き
15.進捗報告共有:実行結果と今後について

(授業の方法)
各回の授業の基本的な構成は下記の通りである:
(1)前回授業後Formで出た質問に回答
(2)テーマについて意見だし→関連理論やデータ→議論
(3)授業後Form(振り返り・感想・質問提出)

<議論テーマ案>
・児童虐待 ・恋愛 失敗の繰り返し ・喫煙,ゲーム依存 ・競争社会,習い事 ・少子化,晩婚化 ・いじめ,グループ化,ヒエラルキー ・SNSの変遷 ・投票率が低い ・デマ,暴動,戦争
テキスト・参考書
授業はプリントを配付します。関連する理論背景を推測するのに,心理学関係の書籍を1冊持っていると良いと思われます。以下は,前期「心理学入門」のテキストです。
(参考書)「イラストレート心理学入門 [第3版]」 齊藤 勇(2020)誠信書房,ISBN:4414300177
授業時間外の学修
(事前学修) ・次回議論するであろうテーマについて自分なりに調べたり考えを持っておく
(事後学修) ・共有される「Q&A一覧」に目を通し,不確か/興味があるキーワードを調べる
               ・+α課題「広げる」や「深める」に取り組む
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業後に行うFormへの回答の実施およびその相互評価点,最終PBLの評価点,主体的な課題を
以下の割合で評価する:
課題(39%),取組相互評価(35%),最終PBL評価(15%),主体的課題(11%)

(成績評価の基準)
1:各テーマについて自分なりに問題意識を持って臨んでいる。
2:現実の問題を理論などと結びつけ客観的に理解する能力や姿勢を磨いている。
3:主体的・能動的な学習者になるために、議論や協働作業に積極的かつ効果的に参加している。
4:疑問や現実問題とのつながりを考察するなどの独自性を大事にし、+α課題などを実施し学び続ける姿勢を磨いている。
上記の到達目標を評価基準とします。
備  考
詳細は授業初回で説明するが,授業期間前・授業期間中に質問がある方は中村( ntaka95@hijiyama-u.ac.jp )まで。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容