![]() 教員名 : 小畑 拓也
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授業科目名
欧米文学専門演習b
開講年次
2年
開講年度学期
2025年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
J-SG-342S
担当教員名
小畑 拓也
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
欧米文学専門演習a
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
特定の英語圏小説の関連資料・研究論文を精読し、受動的な「読書」から能動的な「分析」へとテクストに対峙する際の意識を切り換えていく。無意識に行ってきた読解のプロセスを可視化する技術の習得を目標とする。 (受講生の到達目標) 到達目標1:英語の批評・研究論文を原語で通読し、内容を説明する文章をまとめることができる。 到達目標2:テクスト精読に必要な関連情報を収集・整理し、資料の形式にまとめて提示することができる。 到達目標3:テクスト精読から得た知見を元に、意見交換・討論ができる。 【授業の概要】
テクスト分析の基本的技術の習得を前提として、英語圏小説の英語圏での批評・研究論文の通読を通して、文芸批評・文学研究の事例研究を行う。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義:オリエンテーション、授業概要・成績評価の説明 第 2回 演習(テクスト精読):Nina Auerbach, Alice and Wonderland: A Curious Child(報告、討論) 第 3回 演習(テクスト精読):Nina Auerbach, Alice and Wonderland: A Curious Child(承前)(報告、討論) 第 4回 演習(テクスト精読):Nina Auerbach, Alice and Wonderland: A Curious Child(承前)(報告、討論) 第 5回 演習(テクスト精読):Nina Auerbach, Alice and Wonderland: A Curious Child(承前)(報告、討論) 第 6回 演習(テクスト精読):Marah Gubar, Reciprocal Aggression(報告、討論) 第 7回 演習(テクスト精読):Marah Gubar, Reciprocal Aggression(承前)(報告、討論) 第 8回 演習(テクスト精読):Marah Gubar, Reciprocal Aggression(承前)(報告、討論) 第 9回 演習(テクスト精読):Marah Gubar, Reciprocal Aggression(承前)(報告、討論) 第10回 演習(テクスト精読):Anna Kornbluh, Symbolic Logic on the Social Plane of Alice’s Adventures in Wonderland(報告、討論) 第11回 演習(テクスト精読):Anna Kornbluh, Symbolic Logic on the Social Plane of Alice’s Adventures in Wonderland (承前)(報告、討論) 第12回 演習(テクスト精読):Anna Kornbluh, Symbolic Logic on the Social Plane of Alice’s Adventures in Wonderland (承前)(報告、討論) 第13回 演習(テクスト精読):Anna Kornbluh, Symbolic Logic on the Social Plane of Alice’s Adventures in Wonderland(承前)(報告、討論) 第14回 演習(テクスト精読):Zoe Jaques and Eugene Giddens, Alice Beyond the Page(報告、討論) 第15回 演習(テクスト精読):Zoe Jaques and Eugene Giddens, Alice Beyond the Page(承前)(報告、討論) (授業の方法) 輪読会の形式で進行する。指定されたパートの要約、語釈、テクスト解釈上の問題点等をまとめた資料を履修者各自で作成、配付した上で、参加者全員による討論を行う。 テキスト・参考書
(テキスト)Lewis Carrol (Author), Donald J. Gray (Editor) 『Alice in Wonderland』(Norton Critical Editions, Paperback [Fourth Edition]), 2024, ISBN: 978-1-324-05960-8
(参考書)授業中に紹介する。 授業時間外の学修
(事前学修)
次回授業時に読み進める範囲を精読し、梗概・語釈・疑問点をまとめた資料を作成すること。 (事後学修) 授業時の意見交換・討論を通じて得られた知見を元にテクストの読み直しを進めること。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業参加状況および資料作成への取り組み(60)、口頭発表・討論(40) (成績評価の基準) 到達目標1:通読した批評・論文の内容を正確に説明することができる。 到達目標2:批評・論文の精読に必要な関連情報を提示し、口頭で説明することができる。 到達目標3:批評・論文の精読を通して得られた知見に基づき、教員および他の受講生と意見交換・討論を進めることができる。 備 考
専門用語を日常の言葉でパラフレーズする練習をしておくこと。学問の対象と日常生活が乖離しないように意識することで、人文学に内在する「実学」的側面を活かすことができるようになる。
課題提示と提出および授業時間外の質疑応答はMicrosoft Teams上で行うので、PC等のデバイス・ネットワーク環境を整えておくこと(オンライン授業に切り替えられた場合には、Teamsの会議機能を利用してリアルタイムで授業を進行する)。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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