シラバス情報

授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2025年度前期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
井本 伸
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
統計学1・2
計量経済学
マクロ経済学1・2
ミクロ経済学1・2
次に履修が望まれる科目
専門演習1b
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
専門演習1a〜2bを通じての目的は、これまでに学んだ経済理論や財政・金融・統計の知識を基礎にして、自らの力で現実の経済・社会に起きている諸問題を発見し、その改善策や解決方法を提示するための能力を修得することです。
この授業ではそのために必要な、経済理論・統計学・PCを用いたデータ分析の力を身に付けてもらいます。また、コミュニケーション能力を身に着けるためにグループディスカッションやプレゼンテーションを実践してもらいます。

(受講生の到達目標)
到達目標1; グループディスカッションやプレゼンテーションを通じて、自分の考えを分かりやすく伝えたり、相手の主張を適切に理解することが出来る。
到達目標2; PCを用いてデータ分析が出来る。
到達目標3; 経済理論・統計学の知識を用いて、経済・社会の問題を考えることが出来る。
【授業の概要】
 計量経済学のテキストでデータ分析について学びながら、PCを用いたデータ分析のために必要なツールを修得します。使用するのは、近年よく使われるようになっているPythonです。データ分析以外にも幅広く使用できるため、卒業後も使用機会があると思います。授業には必ずPCを持ってきてください。
 例年、他大学と合同ゼミを開催しており、そこでグループディスカッションやプレゼンテーションを実践しています。そのため、授業ではグループディスカッションの練習や、プレゼンテーション資料の作成なども行います(合同ゼミについては、他大学の都合もあることから必ずしも開催されるわけではありません)。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回    イントロダクション
自己紹介・専門演習の進め方など・Pythonの環境構築
第2回    テキスト2章:最小2乗法と決定係数
第3回    テキスト3章:最小2乗推定量の統計的性質
第4回    テキスト4章:仮説検定
第5回    テキスト5章:重回帰分析
第6回    テキスト6章:定式化
第7回    合同ゼミ準備
発表班分け、テーマ選定
第8回    合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第9回    合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第10回 合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第11回 合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第12回 合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第13回 合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第14回 合同ゼミ準備
発表内容報告練習、グループディスカッション練習
第15回 合同ゼミ
他大学との合同ゼミ

(授業の方法)
テキストの各章について担当者を決めて、担当者を中心に演習形式で進めます。各回のテキストの内容について、担当者以外はあらかじめ予習を行い内容をある程度理解しておき、担当者はPCで実践しながら解説を行います。全員が分からないところが無くなるまで、その場で話し合います。したがって、テキストの進行は予定通りに行かないかもしれません。前期は6章までの内容をしっかりと理解し、その知識を使って簡単なデータ分析を行ってもらいます。
7月末、または夏休みに他大学と合同ゼミを行います。内容は、グループディスカッションとプレゼンテーションです。そのための準備としてテキストの輪読とは別に、グループディスカッションやプレゼンテーションの練習を行います。
テキスト・参考書
(テキスト)藪友良「入門 実践する計量経済学」東洋経済新報社、2023年
授業時間外の学修
(事前学修)
 報告担当者はテキストの該当箇所について講義を行うつもりで資料を作成しておいてください。特に、章末の練習問題は解いておいてください。報告者以外はテキストの該当箇所をあらかじめ読んで予習を行っておいてください。分からないことがあれば授業中に解決すること。
(事後学修)
授業中に分からなかったことは、必ず解決しておくこと。特にデータ分析の実践は自分で動かしてみること。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
グループディスカッション(20%)
プレゼンテーション(20%)
授業中の発言や質問など、授業への参加態度(60%)
(成績評価の基準)
到達目標1; 適切なやり方でグループディスカッションに参加出来ている。
到達目標2; 自分の言葉で分かりやすいプレゼンテーションが出来る。適切な質疑応答が出来ている。
到達目標3; 議論や質問において、自分の意見を分かりやすく伝えることが出来ている。また、相手の意見を正しく理解することが出来ている。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容