シラバス情報

授業科目名
研究演習2
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
津村 怜花
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
簿記論特論、財務会計特論、研究演習1
次に履修が望まれる科目
研究指導1
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 修士論文を作成するにあたり、必要な資料を収集し、適切にレビューをする能力が必要です。また、自分の研究内容を分かりやすく書くこと、またプレゼンテーションするための能力を身に付ける必要もあります。
 この授業では前期の研究演習1に引き続き、レビューを適切に行う能力を身に付けてもらいます。加えて、プレゼンテーション能力を向上させるために、実践を行います。

(受講生の到達目標)
到達目標1:適切に先行研究のレビューを行うことができる。
到達目標2:分かりやすいプレゼンテーションをすることができる。
【授業の概要】
 簿記、財務会計、会計史分野における修⼠論⽂作成の前提として必要な知識を、⽂献レビューを通じて⾝に着けていくことが必要です。このため、当該演習では、研究演習1で学んだ会計学の研究⽅法や論⽂作成に必要な資料収集、レビューの書き⽅を踏まえ、受講生の関心のある簿記、財務会計、会計史分野の文献のレビュー、これを踏まえた討論を行います。  
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回目 オリエンテーション
第2回目 資料収集の方法の確認
第3回目 レビューの書き方の確認
第4回目 論文1のレビューの作成
第5回目 論文1のレビューの検討・修正
第6回目 論文1のレビューの討論
第7回目 論文2のレビューの作成
第8回目 論文2のレビューの検討・修正
第9回目 論文2のレビューの討論
第10回目 論文3のレビューの作成
第11回目 論文3のレビューの検討・修正
第12回目 論文3のレビューの討論
第13回目 プレゼンテーションの仕方
第14回目 プレゼンテーション資料の作成
第15回目 プレゼンテーションの実践


(授業方法)
第1回目〜第3回目、第13回目は、論文の書き方やレビューが行えるように、主に教員の説明や、実際の資料収集などの時間として活用します。第4回目以降はレビューを適切に行うことができるように、第14回目以降はプレゼンテーションができるように、受講生を中心とした演習形式で進めます。
テキスト・参考書
(テキスト)
折々に必要なテキストや資料を紹介します。

(参考書)
伊丹敬之(2001)『創造的論文の書き方』有斐閣。
マルコム・スミス著・平松一夫監修(2015)『会計学の研究方法』中央経済社。
授業時間外の学修
(事前学修)
 論文のレビューやプレゼンテーション資料作成の時間も授業時間にはとりますが、授業時間のみでは十分ではありません。授業回に間に合うように、事前に論文を読む等の準備を進めてください。

(事後学修)
 授業時間内で作成できなかったレビューやプレゼンテーションなどについては、次回までに必ず完成させてください。また、授業で取り上げた論文に関連する論文など、必要に応じて収集し、知識を深めるよう努めてください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
レビューやプレゼンテーション(60%)
授業中の質疑などに、授業への参加態度(40%)

(成績評価の基準)
「成績評価のガイドライン」に示した評価基準による。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容