研究演習２

1年

2024年度後期

2単位

高山　毅

　研究演習1

　研究指導(論文指導)1

(授業の目的)　
　この授業の目的は，研究演習1に続き指導教員の指導を十二分に受け，少人数教育と個別指導により，研究能力と論文作成能力を鍛え，創造性に富む修士論文を作成するために適切な活動を継続・発展させることです．
　教員から学ぶだけでなく，自律的に学修する場を提供する科目です．

(受講生の到達目標)
　到達目標1; 国際会議レベルで発表できるようになること
　到達目標2; 査読コメントを踏まえて，研究を改善できるようになること
　到達目標3; 4年生の卒業研究の後期の内容に対して，先輩としてゼミで有益なコメントをできるようになること

　前期に国際会議レベルで投稿した論文の，査読結果を受け取ったところからスタートします．得られた査読コメントを加味して，国際会議レベル論文の改訂版を作成し，〆切までに提出します．その後，国際会議レベルで実際に発表を行ないます．なおスケジュールは，学会側の予定に依存して変動し得ますが，安易に遅延しないように努めます．
　進捗報告は学部4年生のゼミと合同で行ない，自身の進捗をPowerPoint(以降PPTと略)等で発表して，他のゼミ生や教員のコメントを得ます．本学の少人数教育の利点を生かし，アットホームな雰囲気で進めていきます．

（授業計画）

　発表週→作業週→発表週→作業週→…のように，平均で二週間に一回，進捗報告するペースで，進めていきます．

第1回　オリエンテーション
　　　ガイダンス・発表スケジュールの決定
第2回　第一回進捗報告
　　　査読コメントを踏まえての改善案を，PPTで発表します．
　　　ゼミでは，4年生の発表に先輩としての経験を踏まえ，コメントします．
　　　このコメント練習は研究演習2受講生としてのトレーニングでもあり，以後毎回実施します．
第3回　国際会議レベル論文の改訂版の作成
　　　前週の進捗報告の結果を踏まえて，国際会議レベル論文の改訂版を作成します．
第4回　第二回進捗報告
　　　前週に作成した改訂版国際会議レベル論文をワード形式で発表し，コメントを踏まえて提出します．
第5回　国際会議レベル発表のPPT作成
　　　前週に提出した改訂版の国際会議レベル論文を踏まえ，発表のPPTを作成します．
第6回　国際会議レベルでの発表練習
　　　前週に作成したPPTを用い，国際会議レベルで発表するための練習をします．
第7回　国際会議レベルでの，実際の発表
　　　前週に作成したPPTを用い，実際に国際会議レベルで発表します．
第8回　ジャーナルレベル論文の投稿に向けての拡充案を作成
　　　前週の発表時に得られた聴衆コメント等を踏まえ，ジャーナルレベル論文の投稿に向けての拡充案を作成します．
第9回　第三回進捗報告
　　　前週に作成した拡充案を，PPTで発表します．
第10回　前週に確定した拡充案の実施
　　　確定した拡充案に沿って，調査やシステム開発を進めます．
第11回　第四回進捗報告
　　　前回に拡充した内容を発表します．
第12回　ジャーナルレベル論文の作成(1)
　　　前回の進捗報告の結果を踏まえて，ジャーナルレベル論文を作成します．　
第13回　第五回進捗報告
　　　作成したジャーナルレベル論文をワード形式で発表します．
第14回　ジャーナルレベル論文の作成(2)
　　　前週に得られたコメントを踏まえて修正し，投稿します．
第15回　第六回進捗報告
　　　ジャーナルレベル論文の投稿済の報告をした上で，今後のスケジュール案を発表します．
　
(授業の方法)
　学部4年生のゼミと合同で，少人数での交代式発表でアットホームに進めていきます．
　発表の会では，内容に関連した質疑応答の機会を設けます．

　なし

　（事前学修）その週に予定されている内容で事前に進められるところは，教員との個別協議で確認の上，積極的に進めておいて下さい．
　（事後学修）その週の内容を充分に終えられなかった場合，次回までに済ませておいて下さい．

(成績評価の方法)
　学内外での発表時の論文とPPT資料（70％）
　学内外での質疑応答での質や姿勢（30％）

(成績評価の基準)
　到達目標1; 国際会議レベルで発表できること
　到達目標2; 査読コメントを踏まえて，研究を改善できること
　到達目標3; 4年生の卒業研究の後期の内容に対して，先輩としてゼミで有益なコメントをできること