シラバス情報

授業科目名
研究演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
荒井 貴史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
 研究演習2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 公共経済学の基本トピックスを学修して、修士論文のテーマ設定の準備をする。

(受講生の到達目標)
 到達目標1:公共経済学の専門用語について説明できる。
 到達目標2:修士論文のテーマ設定できる。
 到達目標3:少なくとも1つの行研究の内容をレビューできる。
【授業の概要】
 テキストを輪読した後、公共経済学の主要なトピックス(下記参照)について、参考書や代表的な文献(外国文献を含む)を読んで考察する。また、参加者の質疑応答で理解を深める。
  1.公共財
  2.外部性
  3.公共支出の評価
  4.財政赤字と公債
  5.課税
  6.所得分配 
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
 第  1  回 市場と所有権
 第  2  回 集団の利益
 第  3  回 投票と公共財
 第  4  回 市場の補正
 第  5  回 社会正義
 第  6  回 政治と再分配
 第  7  回 課税
 第  8  回 利用者料金
 第  9  回 政府はどのくらいの規模であるべきなのか
 第10回 健康、教育、退職
   第11回 文献レビュー(1)
   第12回 文献レビュー(2)
   第13回 文献レビュー(3)
   第14回 文献レビュー(4)
   第15回 文献レビュー(5)

(授業の方法)
 授業は、履修者の研究テーマ設定に役立つように、テキストの輪読や参考書により公共経済学の基本トピックスをゼミナール形式で学修する。レポーターとしてのレジュメの作成、報告、質疑応答を通じて、公共経済学の理論と関連文献の内容について理解を深める。教員も、必要に応じて質問をするほか、ホワイトボードや板書を利用して、説明のための図や計算方法の解説を書く場合があります。
テキスト・参考書
(テキスト)
 アリエ・L.ヒルマン著 井堀利宏監訳『入門財政・公共政策 政府の責任と限界』勁草書房2006年

(参考書)
 井堀利宏著『公共経済の理論』有斐閣 1996年
   井堀利宏著『課税の経済理論』岩波書店 2003年 
授業時間外の学修
(事前学修)
 テキストの該当箇所を読むことにより予習を行ってください。
(事後学修)
 テキストの該当箇所を再読してください。その際、計算などの部分は手を動かして確認するようにしてください。関心を持った事項については、各自でその詳細を調べてまとめてください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
 報告(30%)
 質疑応答(20%)
 レポート(50%)

(成績評価の基準)
 到達目標1:公共経済学の専門用語について説明できる。
 到達目標2:修士論文のテーマ設定できる。
 到達目標3:少なくとも1つの行研究の内容をレビューできる。 
備  考
・ミクロ経済学特論、公共経済学特論を必ず履修すること。
・欠席する場合には、事前に担当者に連絡すること。
・必携PCを毎回の授業に持ってきてください。レジュメ等をTeamsで画面共有します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容