シラバス情報

授業科目名
地方財政特論
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
担当教員名
大澤 俊一
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
財政学、地方財政論、公共経済学、ミクロ経済学
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業の目的】
地方財政の歳出について、特に地方公共財の供給についての議論と、それと地方分権化の関係についての議論ができるだけの知識を得ることを目標とします。
【受講生の到達目標】
到達目標1:地方分権化の理論と現実について理解・説明・議論ができること
到達目標2:地方公共財の最適供給についての理論(リンダール・メカニズム、中位投票者理論、足による投票)について    
     理解・説明・議論ができること
到達目標3:地方公共財の私的供給について、理解・説明・議論ができること
【授業の概要】
この講義では、地方公共団体の支出、歳出について、理論、歴史、制度、政策、現状をそれぞれ学び、地方財政の歳出について立体的な説明を行います。主に地方公共財の供給理論と分権化について説明を行います。
【授業計画と授業の方法】
【授業計画】
第1回 国と地方の役割分担 ー 財政の3機能
第2回 地方分権化の歴史
第3回 自治体の財政運営に関する指標
第4回 道州制
第5回 公共財と地方公共財
第6回 サムエルソン・ルール
第7回 リンダール・メカニズム
第8回 練習問題
第9回 中位投票者理論
第10回 ティブーの「足による投票」
第11回 公共財の私的供給
第12回 練習問題
第13回 政府間財政移転
第14回 クラーク税
第15回 地方分権定理
【授業の方法】
教員がパワ—ポイントで説明した後、学生と議論を行います。毎回レジメを配布します。
テキスト・参考書
【テキスト】
なし(資料とレジメを配布します。)
【参考書】
篠原正博、大澤俊一、山下耕治「テキストブック地方財政【第三版】」2023年 創成社。
佐藤主光「地方財政論入門」2009年 新世社。
武隈慎一「新版ミクロ経済学」2016年 新世社。
授業時間外の学修
【事前学修】
プリントの該当箇所を事前に読んできてください。
【事後学修】
講義を行った内容について、プリントと配布したレジメを、よく見て理解を深めてください。
成績評価の方法と基準
平常点30%、レポート70%で評価します。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容