教員名 : 市川 彰
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授業科目名
博物館資料保存論
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-CL-103L
担当教員名
市川 彰
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
博物館学入門、博物館資料論
次に履修が望まれる科目
博物館展示論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
博物館資料の保存について、基礎的な知識を得るとともに、さまざまな側面から捉えることができるようになることが目的です。 (受講生の到達目標) 到達目標1;資料の保存に関する基礎的な知識を得ることができる。 到達目標2;資料の保存について、自らの考えを深めることができる。 到達目標3;資料の保存に関して、自ら問題点や課題を発見することができる。 【授業の概要】
博物館資料の保存や展示に適した環境や、「より」良い状態で次世代や後世に 伝えていくための基礎的な知識、さまざまな手法を学んでもらいます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 ガイダンス...[講義] 第 2回 資料を保存する(1)意義と理念...[講義] 第 3回 資料を保存する(2)さまざまな手法 資料の取り扱い...[講義] 第 4回 資料を保存する(3)資料の価値を保存するために...[講義] 第 5回 資料を保存する条件(1)収蔵庫に求められる機能...[講義] 第 6回 資料を保存する条件(2)温湿度の管理...[講義] 第 7回 資料を保存する条件(3)光の管理、空気汚染の被害を防ぐ...[講義] 第 8回 資料を保存する条件(4)生物被害を防ぐ...[講義] 第 9回 資料を保存する条件(5)振動・衝撃を防ぐ...[講義] 第10回 資料を保存する条件(6)災害を防ぐ...[講義] 第11回 資料を保存する条件(7)盗難・人的破壊を防ぐ...[講義] 第12回 資料の保存と修復・復原(1)意義と理念...[講義] 第13回 資料の保存と修復・復原(2)修復と復元...[講義] 第14回 資料の保存と修復・復原(3)複製・模写...[講義] 第15回 振り返りとまとめ、博物館のミッションにおける資料の保存...[講義、演習] (授業の方法) (授業の方法) プロジェクターとスクリーンを使用して、テキストと画像を示しながら講義をおこないます。自身にとっての「博物館資料保存論の教科書」づくり、また、各回の内容に即した課題に取り組んでもらいます。 テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
自身の身の回りで、博物館資料の保存と比較できそうな事柄がないかどうか、リサーチしてみてください。
(事前学修) 前回の講義に自身がどのように取り組んだか、振り返りをおこなってください。 (事後学修) 各回の講義内容に即した課題に取り組んで提出してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
講義後に提出する課題を含めた「教科書」づくりの内容(60%)、期末試験(40%) (成績評価の基準) 到達目標1;「教科書」づくりにおいて基礎的な知識を定着することができている。 到達目標2;各回の課題の設問に即して、自らの考えを深めることができている。 到達目標3;各回の課題の設問を展開させ、自ら問題点や課題を発見することができている。 備 考
実際に博物館や美術館を訪れて、資料を保存するという視点で博物館や博物館資料を観察してみてください。
担当教員の実務経験の有無
○
実務経験の具体的内容
学芸員として実務経験を持つ教員による授業
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