シラバス情報

授業科目名
特別活動及び総合的な学習の時間の指導法
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-302L
担当教員名
福本 昌之
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…道徳の理論及び指導法 
この授業の基礎となる科目
教育原理(1年前期)
教育の方法と技術・教育におけるICT活用(1年後期)
教師論(1年後期)
次に履修が望まれる科目
学校体験活動(3年通年)
教育実習事前・事後指導(4年通年)
教育実習(4年通年)
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
学校における教育活動における特別活動と総合的な学習の時間の意義と指導方法についてそれぞれの特質を踏まえた指導に必要な知識と素養を身につけることを目的とし以下の到達目標を設定する。
(受講生の到達目標)
到達目標 1;特別活動の意義を理解し、各活動の目標および内容について説明できる。
到達目標 2;特別活動の指導計画を立案し、その具体について述べることができる。
到達目標 3;総合的な学習の時間の意義を理解し、その目標について説明できる。
到達目標 4;総合的な学習の時間の学校教育目標とを関連付け、教科横断的な視点で年間指導計画を立案できる。
到達目標 5;総合的な学習の時間の指導における留意点と指導と評価の一体化について述べることができる。
【授業の概要】
教育職員免許法施行規則で定められた、「道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談に関する科目」のうち、「特別活動の指導法」および「総合的な学習の時間の指導法」に関する内容を扱う。特別活動は、よりよい集団生活の構築を目指した様々な活動や行事からなり、それぞれの特質を踏まえ、実際の指導に必要な指導観や実践的な知識や技能を修得する。また、総合的な学習の時間は、探究的な見方・考え方を働かせ、自己の生き方を考えていくための資質・能力の育成を目指すものであり、そのために必要な課題設定や指導計画及び指導と評価の一体化に関する指導観や基本的な知識および技能を修得する。
【授業計画と授業の方法】
第1回 学校教育の中の特別活動〜学習指導要領の変遷を踏まえて(講義、グループワーク)
第2回 学級活動(1)目標と内容(講義、グループワーク)
第3回 学級活動(2)学級会、学級の係活動・生徒会との連携 (講義、グループワーク)
第4回 生徒会活動の目標と内容 (講義、グループワーク)
第5回 学校行事(1)目標と内容、儀式的行事 (講義、グループワーク)
第6回 学校行事(2)旅行・集団宿泊的行事 (講義、グループワーク)
第7回 学校行事(3)学級活動・生徒会活動と連動した全校学習 (演習、グループワーク)
第8回:総合的な学習の時間の概要 (講義、グループワーク)
第9回:総合的な学習の時間の目標、意義および背景 (講義、グループワーク)
第10回: 教育課程における総合的な学習の時間の位置づけ (講義、グループワーク)
第11回:総合的な学習の時間の年間指導計画の作成と具体例 (講義、グループワーク)
第12回:総合的な学習の時間の単元計画の作成と具体例 (講義、グループワーク)
第13回:探究的な学習における学習指導 (演習、グループワーク)
第14回:総合的な学習の時間の学習状況の評価の方法と留意点 (演習、グループワーク)
第15回:総合的な学習の時間で実践事例の検討 (演習、グループワーク)
テキスト・参考書
(テキスト)
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別活動編』東山書房、2018年。
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総合的な学習の時間編』東山書房、2018年。※いずれもPDFファイルを文部科学省HPより入手可能。
(参考書)
藤原さと『「探究」する学びをつくる』平凡社、2020年。
ダニエル・ゴールマン+ピーター・センゲ『21世紀の教育』ダイヤモンド社,2022年。
授業時間外の学修
(事前学修)テキストを読みながら各回の概要を把握する。予習課題への取り組み。
(事後学修)各回ごとにリフレクションノートを作成し、内容を振り返る。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)期末レポート50%、各回の課題の提出物(50%)
期末レポートのテーマは、各回講義のリフレクションノートの問いと関連する内容で設定します。詳細は、講義で説明する。
(成績評価の基準)「到達目標1〜5」を期末レポートの評価基準とする。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容