教員名 : 山田 和大
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授業科目名
国語科教育法2
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-322L
担当教員名
山田 和大
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) この授業の基礎となる科目
国語科教育法1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
国語科における教育目標及び育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された国語科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目指します。 (受講生の到達目標) 到達目標1:学習指導要領に示された国語科の目標や内容をふまえて、学習目標・学習活動の展開・評価の計画について適切に記述された学習指導案を作成することができる。 到達目標2:基礎的な学習指導理論をふまえて主体的な学び・協働的な学び・深い学びを目指して工夫された具体的な授業場面を想定した学習指導案を作成して、模擬授業を実施することができ、その振り返りを通して改善点を説明することができる。 【授業の概要】
様々な学習指導理論や実践研究の成果を踏まえて授業設計を行い、生徒の実態に即して授業を実践する技能を身に付けます。
個々の履修者が学習指導案を作成し授業を行う模擬授業演習を行います。 模擬授業後、参加者全員で検討会を行い、改善点について討議します。 自らの模擬授業について課題を整理し改善案をまとめる最終レポートを課します。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:「話すこと・聞くこと」の実践から学習指導の工夫を学ぶ (講義) 第2回:「書くこと」の実践から学習指導の工夫を学ぶ (講義) 第3回:「読むこと」の実践から学習指導の工夫を学ぶ (講義) 第4回:「伝統的言語文化」の実践から学習指導の工夫を学ぶ (講義) 第5回:模擬授業演習 単元の展開の仕方 (演習) 第6回:模擬授業演習 授業の展開の仕方 (演習) 第7回:模擬授業演習 中心課題(発問)の作り方 (演習) 第8回:模擬授業演習 構造的な板書の作成とその活用法 (演習) 第9回:模擬授業演習 教材テキストや学習の手引き作成の工夫(演習) 第10回:模擬授業演習 ICT機器の活用 (演習) 第11回:模擬授業演習 アクティブ・ラーニングの方法 (演習) 第12回:模擬授業演習 授業者の話し方・ふるまい方 (演習) 第13回:模擬授業演習 学習者の反応の活かし方 (演習) 第14回:模擬授業演習 学習者評価の実際 (演習) 第15回:授業評価の観点と授業改善の要点 国語科教員としての資質・能力の向上 (講義) (授業の方法) 演習回は、模擬授業50分、検討会30分で行います。模擬授業回のテーマは、重点的に取り上げるテーマの例です。模擬授業回の回数は、履修者数に応じて調整します。 テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』(東洋館出版社)、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説国語編』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校国語』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 〈高等学校国語〉』(東洋館出版社)、(※上記テキストは、国語科教育法1・2、国語教育学専門演習a・bで共通して使用。文部科学省ホームページや国立教育政策研究所ホームページにあるデジタル版でもよい)、全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』(東洋館出版社)
授業時間外の学修
(事前学修)次回の教材を、読解しておいてください。
(事後学習)授業後、教科書の該当部分や授業で紹介した文献を読んでください。 各回の事後学習として、1時間程度の復習を必要とします。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
模擬授業のパフォーマンス評価(60%)、最終レポート(30%)、模擬授業の検討会における意見提出(10%) (成績評価の基準) 到達目標1:学習指導要領に示された国語科の目標や内容を正しくふまえた学習指導案を作成している。 到達目標2:基礎的な学習指導理論がふまえ、具体的な授業場面を想定して、主体的な学び・協働的な学び・深い学びを目指して工夫された学習指導案を作成し、模擬授業において学習指導案を実現する有効な指導が見られる。最終レポート及び模擬授業の検討会で、自他の授業実践を振り返って、学習者の学びの実際を評価し、今後の学習指導に活かせる工夫や授業方法の改善点、自らの授業力向上のための課題を述べている。 備 考
国語科で教育実習を行う場合、高等学校免許のみ取得予定であっても、この授業を履修することが望ましい。
Teamsを授業情報や資料の共有、模擬授業における教具として活用します。 担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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