シラバス情報

授業科目名
国語科教育法1
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-321L
担当教員名
山田 和大
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 国語)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・各教科の指導法(情報機器及び教材の活用を含む。) 
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
国語科教育法2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
国語科における教育目標及び育成を目指す資質・能力を理解し、学習指導要領に示された国語科の学習内容について背景となる学問領域と関連させて理解を深めるとともに、様々な学習指導理論を踏まえて具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付けることを目指します。
(受講生の到達目標)
到達目標1:学習指導要領に示された国語科の目標や内容を説明することができる。
到達目標2:基礎的な学習指導理論を説明することができるとともに、具体的な授業場面を想定して授業設計を行うことができる。
【授業の概要】
国語科で育成を目指す資質・能力の視点から教科構造を把握し、学習指導要領に示された国語科の学習内容について、背景となる国語教育学・文学・言語学等の成果を踏まえて理解します。
また、様々な学習指導理論を踏まえて、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の学習指導の方法を学びます。
単元計画を立て、学習課題や板書計画を構想し、評価方法を考えて、学習指導案作成を作成する活動を行います。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:「学習者」についての理解—学習者にとっての国語の学習 (講義)
第2回:「言語」についての理解—「ことばの力」とは何か (講義)
第3回:学習指導要領と「年間指導計画」 (講義)
第4回:「言葉による見方・考え方」についての理解 (講義)
第5回:「話すこと・聞くこと」の学習指導(中学校) (講義)
第6回:「話すこと・聞くこと」の学習指導(高等学校) (講義)
第7回:「書くこと」の学習指導(中学校) (講義)
第8回:「書くこと」の学習指導(高等学校) (講義)
第9回:「読むこと」の学習指導(中学校) (講義)
第10回:「読むこと」の学習指導(高等学校) (講義)
第11回:単元計画の方法 「逆向き設計論」の考え方と設計 (講義)
第12回:「評価」の方法 評価規準の作成と評価の実際 (講義)
第13回:授業展開の方法 「学習活動」の工夫 (講義)
第14回:効果的な教材の作成及びICT活用 (講義)
第15回:「学習指導案」の作成 (講義)
試験
(授業の方法)
各回の授業課題として、授業の内容に関して考えたことをポータルで回答することを課します。
第5回から第10回は、テキストの指定箇所を読んでもらいます。
第11回から、各回の内容に沿って各自の学習指導案の各項目を作成していき、最終回後に完成した学習指導案を提出してもらいます。
テキスト・参考書
文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年3月公示)解説 国語科編』(東洋館出版社)、文部科学省『高等学校学習指導要領(平成30年3月公示)解説国語編』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校国語』(東洋館出版社)、国立教育政策研究所教育課程研究センター『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 〈高等学校国語〉』(東洋館出版社)、(※上記テキストは、国語科教育法1・2、国語教育学専門演習a・bで共通して使用。文部科学省ホームページや国立教育政策研究所ホームページにあるデジタル版でもよい)、全国大学国語教育学会編『新たな時代の学びを創る 中学校・高等学校 国語科教育研究』(東洋館出版社)
授業時間外の学修
(事前学修)次回、具体的な教材や資料を取り上げる場合は、事前に配布しますので読解してきてください。
(事後学習)テキストの関連した章を読んでください。また、授業で紹介した文献を読んでください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
試験成績(40%)、学習指導案の作成(40%)、授業課題の提出(20%)
(成績評価の基準)
到達目標1 試験及び授業課題において、学習指導要領に示された国語科の目標や内容を正しく記述している。また、学習指導要領に示された国語科の目標や内容をふまえて、学習指導案を作成している。
到達目標2 試験及び授業課題において、基礎的な学習指導理論について正しく記述している。また、具体的な授業場面を想定した学習指導案を作成している。
備  考
Teamsを授業情報や資料の共有に活用します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容