教員名 : 福本 昌之
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授業科目名
教育社会学
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-202L
担当教員名
福本 昌之
担当形態
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目 施行規則に定める科目区分又は事項等…教育に関する社会的、制度的又は経営的事項(学校と地域との連携及び学校安全への対応を含む。) この授業の基礎となる科目
教育原理・教師論
次に履修が望まれる科目
教育課程論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
現代の学校教育に関する社会的事項について、基礎的な知識を身に付けるとともに、現代教育のさまざまなトピックを社会学的な視点から考察することで、教育を広い社会的文脈に位置づけて理解できるようになることをめざす。近現代社会における学校の性格や社会的役割を多面的に理解し、学校で生起している諸問題を理解し、適切な情報の吟味、学校経営や指導の考え方を修得する。 (受講生の到達目標) 到達目標1:学校をめぐる近年の様々な状況の変化を説明することができる。 到達目標2:子どもの生活の変化を踏まえた指導上の課題を論じることができる。 到達目標3:地域との連携・協働の意義と方法を踏まえ、開かれた学校づくりが進められてきた経緯を説明することができる。 到達目標4:学校安全の意義と目的を踏まえ、学校の管理下で発生する事件、自己及び災害への対応を説明することができる。 【授業の概要】
子どもの教育をめぐる社会環境の変化が、学校教育にもたらす影響とそこから生じる課題、ならびにそれに対応するための教育政策の動向を中心に解説する。また、近年要請されている学校と地域の連携について、その意義を理解し、具体的な取り組み事例を参照することで、「地域とともにある学校」の実現に必要な条件を確認する。加えて、学校安全と危機管理の重要性について、関連法規及び司法判決の検討を通じて、理解を深めていく。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回: 社会の中での学校の役割−社会化、選抜と配分−(講義、グループワーク) 第2回: 学歴社会の基本理念—学歴社会と学力(1)(講義、グループワーク) 第3回: エリートの近代化—学歴社会と学力(2)(講義、グループワーク) 第4回: 学力論の展開—学歴社会と学力(3)(講義、グループワーク) 第5回: 学校で起こる問題を捉える視点(講義、グループワーク) 第6回: 子どもの貧困と教育支援(講義、グループワーク) 第7回: 少年非行と教師の関わり(講義、グループワーク) 第8回: リスク社会における教育格差問題(講義、グループワーク) 第9回: マイノリティの学力問題(講義、グループワーク) 第10回: 学校危機管理(講義、グループワーク) 第11回: 学校における多職種協働と教員の役割(講義、グループワーク) 第12回: 地域社会と教育(講義、グループワーク) 第13回: 子どもの成長を支える「地域の教育力」とは(講義、グループワーク) 第14回: ジェンダーと教育(講義、グループワーク) 第15回: カリキュラム改革の社会学(講義、グループワーク) (授業の方法) 毎回の授業後に「リフレクションノート」(小レポート)の提出を求める。「リフレクションノート」に記された内容は翌回の授業で補足や解説を行い、内容に関する理解を深めるために利用する。 テキスト・参考書
(テキスト)
中村高康,松岡亮二 『現場で使える教育社会学』 ミネルヴァ書房。 (参考書) 苅谷 剛彦『学校って何だろう—教育の社会学入門』ちくま文庫,2005年。 松岡亮二 編著『教育論の新常識〜格差・学力・政策・未来』,中公新書ラクレ,2021年。 授業時間外の学修
(事前学修)テキストとレジュメを読みながら各回の概要を把握する。
(事後学修)各回ごとにリフレクションノートを作成し、内容を振り返る。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)期末レポート50%、各回の課題の提出物(50%)
期末レポートのテーマは、各回講義のリフレクションノートの問いと関連する内容で設定する。詳細は、講義で説明。 (成績評価の基準)「到達目標1〜4」を期末レポートの評価基準とする。 備 考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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