シラバス情報

授業科目名
発達と学習
開講年次
カリキュラムにより異なります。
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
C-TL-201L
担当教員名
中村 孝
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…幼児、児童及び生徒の心身の発達及び学習の過程
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業では、生徒の心身の発達及び学習の過程について、基礎的な知識を身につけ、各発達段階における心理的特性をふまえた学習活動を支える指導の基礎となる考え方を理解することを目指します。

(受講生の到達目標)
1:乳幼児期から青年期の各時期における心身の発達の過程および特徴を説明することができる。
2:学習に関する基礎的知識をもとに、生徒の発達をふまえた主体的な学習を支える指導のあり方について説明することができる。
3:主体的・能動的な学習者になるために、議論や協働作業に積極的かつ効果的に参加する。
4:疑問や現実問題とのつながりを考察するなどの独自性を大事にし、+α課題などを実施し学び続ける姿勢を磨く。
【授業の概要】
本授業では、子どもの発達や学習に関わる代表的な研究者の基礎的理論について、具体的な実践例を取り上げながら学習することを通して、子どもの発達及び学習の過程について深く理解し、説明できるようになること、また、子どもの発達及び学習に関わる諸問題について、心理学的視点から検討できるようになることを木補油とする。
そのため、毎時間、これからの社会を担う子ども達に求められる資質・能力を巡る現状と課題を題材として、実際の学習支援について検討する機会を毎回設け、グループディスカッションや発表を通して、理論と実践の往還を志向した授業設計を行う。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1.オリエンテーション
2,3,4.班で担当した章のポスター発表①の準備
5.ポスター発表①&事例検討
6.Q&A&ディスカッション
7.小テスト①&ディスカッション
8,9,10.班で担当した章のポスター発表②の準備
11.ポスター発表②&事例検討
12.Q&A&ディスカッション
13.小テスト②&ディスカッション
14.ディスカッション
15.ディスカッション

(テキストの章構成)
第1章 発達とは
第2章 知性・認知の発達
第3章 社会性の発達
第4章 青年期の発達
第5章 学習の理論
第6章 認知と学習
第7章 動機づけ
第8章 学習・認知の理論の教育への応用
第9章 知能
第10章 教育評価
第11章 発達障害とは
第12章 発達障害への教育支援

(授業の方法)
各回の授業の基本的な構成は下記の通りである:
(1)授業に関連したテーマについてのQ&Aを聞く
(2)その日のQについて班で議論する
(3)班で担当した章についてポスター発表ができるように準備する
テキスト・参考書
(テキスト) 「発達と学習 第2版 (Next教科書シリーズ) 」
               (内藤佳津雄・北村世都・鏡直子(編)(2020)弘文堂,ISBN:4335002440)
(参考書)  「よくわかる!教職エクササイズ(2)教育心理学」
        (田爪宏二(編)(2018)ミネルヴァ書房,ISBN:462308177X)
授業時間外の学修
(事前学修) ・班で役割分担をしポスター発表に向けて準備する
(事後学修) ・共有される「Q&A一覧」に目を通し,不確か/興味があるキーワードを調べる
               ・+α課題「広げる」や「深める」に取り組む
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業後に行うFormへの回答の実施およびその相互評価点,主体的な課題を
以下の割合で評価する:
課題(25%),取組相互評価(24%),発表・小テスト(40%),主体的課題(11%)

(成績評価の基準)
・課題:感想,質問,または自分用メモへの合計記述量
・相互評価:「意欲的」「協力的」「貢献具合」
・発表:「わかりやすさ(発表)」「わかりやすさ(資料)」「深さ」
・主体的課題:「分かりやすさ」「有用性」「新規性」
備  考
詳細は授業初回で説明するが,授業期間前・授業期間中に質問がある方は中村( ntaka95@hijiyama-u.ac.jp )まで。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容