教師論

1年

2024年度後期

2単位

C-TL-103L

山田　和大

教員の免許状取得のための必修科目
科目区分…教育の基礎的理解に関する科目
施行規則に定める科目区分又は事項等…教職の意義及び教員の役割・職務内容（チーム学校運営への対応を含む。）

教育原理

教育課程論

（授業の目的）
現代社会における教職の重要性の高まりを背景に、教職の意義、教員の役割・資質能力・職務内容等について身に付け、教職への意欲を高め、さらに適性を判断し、進路選択に資する教職の在り方を理解する。

（受講生の到達目標）
（到達目標1）進路選択に向け、他の職業との比較を通して、教職の職業的特徴を説明することができる。
（到達目標2）教職観の変遷を踏まえ、今日の教員に求められる役割及び基礎的な資質・能力を説明することができる。
（到達目標3）教員の職務内容と教員に課せられる服務・身分上の義務を説明することができる。
（到達目標4）学校がチームとして組織的に対応することの必要性を論じることができる。

本授業では、教職の社会的意義および今日の教員に求められる役割や基礎的な資質能力、教員の職務内容の全体像や教員に課せられる服務上・身分上の義務を中心に理解を深めます。理解を進めるに当たって、歴史的な変遷や法的側面、実践的側面それぞれの側面からアプローチしていきます。

（授業計画）
第1回：教職の仕事と社会的意義−教職像の変遷と現代の意義・役割−（講義）
第2回：教職の専門職性と特徴−教育の専門性と教職の専門職性、他の職種との比較から見る特徴−（講義、グループワーク）
第3回：教員の養成①−教員養成の歴史と教員養成の二大原則−（講義）
第4回：教員の養成②−大学における教員養成と教員免許制度−（講義、グループワーク）
第5回：教員の採用と研修−教員採用試験の目的と制度、研修制度−（講義、グループワーク）
第6回：教員法制①−教育公務員の服務上・身分上の義務及び身分保障−（講義、グループワーク）
第7回；教員法制②−教員の労働環境と法制度−（講義、グループワーク）
第8回：教員の職務内容①−学習指導と生徒指導−（講義）
第9回：教員の職務内容②−学級経営−（講義）
第10回：教員の職務内容③−学校組織マネジメント、校務分掌−（講義、グループワーク）
第11回：教員文化−教員の同僚性、チームとしての学校−（講義、グループワーク）
第12回：学校・地域連携−「開かれた学校」から「ともにある学校」へ、学校運営協議会−（講義、グループワーク）
第13回：学び続ける教師①−反省的実践家としての教師像−（講義、視聴覚教材、グループワーク）
第14回：学び続ける教師②−教師のやる気を支えるもの−（講義、グループワーク）
第15回：教職の意義、教員の役割・資質能力・職務内容のまとめ（講義）

（授業の方法）
授業中に提示する課題に取り組み、ポータルで提出してもらいます。
各回の授業では、進路選択に資する教職の在り方についての思考を深められるよう、学生間のグループワークの機会を設けます。

（テキスト）テキストは指定しない。ただし、適宜、資料を配布する。
（参考書）授業内で紹介する。

（事前学修）授業のキーワードに関連するニュースや書籍・雑誌等を調べ、事前に目を通しておいてください。
（事後学修）各回の授業の事後学修として、約1時間程度の復習を必要とします。

（成績評価の方法）期末試験70%、授業課題30%
（成績評価の基準）
（到達目標1）期末試験と授業課題において、進路選択に向け、他の職業との比較を通して、教職の職業的特徴を説明している。
（到達目標2）期末試験と授業課題において、教職観の変遷を踏まえ、今日の教員に求められる役割及び基礎的な資質能力を説明している。
（到達目標3）期末試験と授業課題において、教員の職務内容と教員に課せられる服務・身分上の義務を説明している。
（到達目標4）期末試験と授業課題において、学校がチームとして組織的に対応することの必要性を論じている。

Teamsを授業情報や資料の共有に活用します。