シラバス情報

授業科目名
日本画実習3
開講年次
4年
開講年度学期
2024年度前期、2024年度後期
単位数
10単位
科目ナンバリング
A-SJ-401P
担当教員名
鈴木 恵麻、山梨 千果子、中村 譲
担当形態
複数
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための必修科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画(映像メディア表現を含む)
この授業の基礎となる科目
日本画実習2
次に履修が望まれる科目
卒業制作
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
日本画実習Ⅰ・Ⅱでの研究成果を基に、個性あるテーマや表現を、卒業制作や将来を視野に入れて表現できるようにすることが
目的です。造形力や構成力、完成度を高め、自分の考えをまとめて発表できるようにします。
(受講生の到達目標)
・到達目標1;日本画における考え方や歴史、知識を深く理解することができる。
・到達目標2;日本画の素材を深く理解し技法に応用し、幅広い視野で物事を捉え、さらに向上した表現技術につながるようにす
ることができる。
・到達目標3;自らの適性を理解し将来像が描けるように作品について主体的に表現を考え、制作することができる。
【授業の概要】
授業計画1回分を同一週内で実施し、前期は人物デッサン、古典模写、人物制作50号、自由制作50〜100号で制作します。後
期は自画像制作15号と卒業制作のための補助的な研究を行います。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:【人体デッサン】クロッキー 「実習」
第2回:【人体デッサン】観察による自由表現、提出 「実習」
第3回:【人物制作】スケッチ、小下図、大下図 「実習」
第4回:【人物制作】画材と描画法の研究 「実習」
第5回:【人物制作】技法の研究 「実習」
第6回:【人物制作】表現の研究 講評 「実習」「発表」
第7回:【古典模写】下準備(模本、パネル、基底材、絵具) 「講義」「実習」
第8回:【古典模写】〈上げ写し〉 「実習」
第9回:【古典模写】〈彩色〉表現研究 「実習」
第10回:【古典模写】〈彩色〉仕上げ、提出 「実習」
第11回:【自由制作】取材、スケッチ、小下図、大下図 「実習」
第12回:【自由制作】制作工程の研究 「実習」
第13回:【自由制作】画材と描画法の研究 「実習」
第14回:【自由制作】技法の研究 「実習」
第15回:【自由制作】仕上げ 講評 「実習」「発表」
第16回:【自画像制作】クロッキー、エスキース 「実習」
第17回:【自画像制作】自画像デッサン 「実習」
第18回:【自画像制作】小下図、大下図 「実習」
第19回:【自画像制作】技法研究 「実習」
第20回:【自画像制作】表現研究 「実習」
第21回:【自画像制作】地塗り、下塗り 「実習」
第22回:【自画像制作】大まかな描込み 「実習」
第23回:【自画像制作】細部の描込み 「実習」
第24回:【自画像制作】問題点解決 「実習」
第25回:【自画像制作】仕上げ 【卒業制作の補助研究】客観的意見の聴取、課題の洗い出し 「実習」
第26回:【自画像制作】額装【卒業制作の補助研究】課題の克服 「実習」
第27回:【自画像制作】一次提出、講評会【卒業制作の補助研究】一次提出、講評会、課題の整理「実習」「講義」
第28回:【卒業制作の補助研究】撮影 「実習」
第29回:【卒業制作の補助研究】展示計画 「実習」
第30回:【卒業制作の補助研究】後期講評、最終提出 「実習」「講義」
(授業の方法)
前後期を通して、課題の概要を説明した後、その課題の到達すべき点について説明します。前期は作品の構想、下描き、制作と
段階を踏み、最後に講評会を行います。その際、それぞれの個性や問題点について各自が具体的に理解できているか話し合う
機会を設け研究します。後期は卒業制作の補助研究において作品の構想段階、下描き段階、制作、完成にむけて自分の考えを
まとめて発表できるようにしていきます。また平日の実習時間には教員が見回りを行い、学生にその場でアドバイスや指導を行い
ます。
テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
実習への取り組み姿勢(30%)と、提出作品による造形力・表現技術の達成度(70%)を総合的に評価する。 
・到達目標1;日本画における考え方や歴史、知識を深く理解し制作できている。
・到達目標2;日本画の素材を深く理解し技法に応用して制作し、幅広い視野で物事を捉え、さらに向上した表現技術につながっている。
・到達目標3;卒業制作の補助研究を通して自らの適性を理解し、将来像が描けるように作品について主体的に表現を考え制作し、自分の考えをまとめて発表することができている。
備  考
積極的に取材や作品鑑賞をすること。
画集等の参考資料を必要に応じて提示します。  
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習