シラバス情報

授業科目名
版画制作演習
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
A-SF-224S
担当教員名
藤田 紗衣
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校及び高等学校 美術)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・絵画(映像メディア表現を含む)
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
授業の目的
シルクスクリーン(孔版)、銅版(凹版)という異なる技法の「版画」について、それぞれの特性を理解し、平面作品を制作できる技術を修得する。


受講生の到達目標
・版画の歴史や原理を理解するとともに版画の基礎的技術を学び実践することができる。
・作品についてのディスカッションを積極的に行うことができる。
・版画の基礎的な技法や概念を自分の専門分野へと応用することができる。
【授業の概要】
・版となる素材とそれを扱う様々な技法を体験しながら、どのように平面のイメージに展開させるかを学ぶ。
・シルクスクリーン(孔版)、銅版(凹版)という異なる技法の「版画」について、それぞれの特性を理解し、平面作品を制作する。
・版画の持つ「間接性」「複数性」について理解し、その可能性を探る。
・手描きやパソコンを使用した表現を版画と掛け合わせ、新たな表現方法を探る。
【授業計画と授業の方法】
第1回 講義「版画について」 
    シルクスクリーンについての説明、第一課題(2色のイメージを紙と布へ印刷)説明
    下絵の作成 [講義・演習]
第2回 ポジフィルム(原稿)の作成 [演習] 
第3回 製版、調色 [演習]
第4回 紙への印刷 [演習]
第5回 布への印刷・解版 [演習]
第6回 第二課題(3色のイメージを紙or布に印刷)説明 下絵、原稿の作成 [講義・演習]
第7回 製版、調色 [演習]
第8回 印刷 [演習]
第9回 印刷、解版 [演習]
第10回 銅版画についての説明 第三課題(銅板とエンビ板でのドライポイント)説明 下絵作成 [講義・演習]
第11回 銅板への描画、プレートマーク作成 [演習]
第12回 刷り[演習]
第13回 エンビ板でのドライポイント 描画 [演習]
第14回 刷り [演習]
第15回 刷り/講評 [演習・ディスカッション]
テキスト・参考書
教員が作成、または蔵書から随時抜粋しプリント配布
授業時間外の学修
授業で示した書籍・参考作品の参照
下絵や版計画の作成
成績評価の方法と基準
作品制作への取り組み方・ディスカッションの参加度・作品の完成度
備  考
・展覧会鑑賞、画集やインターネットによる版画情報の収集と作品鑑賞に努める。
・定員を15名程度とする。履修希望者は「抽選登録」をすること。履修者希望が大きく定員を超える場合は、短期留学生、高学年の履修者を優先的に許可することがある。
・材料費として実習費7,000円程度が必要。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
創作活動、制作活動を行っている芸術家による実習