シラバス情報

授業科目名
近現代文学基礎演習
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-SG-102S
担当教員名
柴 市郎
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
日本文学講読6(近現代),
日本文学講義3(近現代)ほか
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
日本文学(近現代文学)を研究するための、基本的な知識と研究方法を学び、課題設定から立論・発表・文章化までを経験し研究の基礎的な方法を修得する。
異同表の作成や語釈に必要な辞書, 参考文献の使い方、異体字についての知識、手書き文字と活字の性質の違いなど、近現代文学を学ぶための基礎的なスキル・心構えを習得する。

(受講生の到達目標)
(知識・技能)
到達目標1;近現代文学研究の基本的な枠組みや方法を理解し、発表やレポートに活用することができる。
(思考力・判断力)
到達目標2:自分の考えたことを課題として設定し、論理的に分析・考察し、適切な方法で論を構成することができる。
到達目標3:口頭発表における議論や対話をふまえて、考察を深めこれを文章化するための学術的文章の書き方が理解できる。
【授業の概要】
夏目漱石『坊っちゃん』を読む 〜日本近代文学研究入門〜
夏目漱石の『坊っちゃん』を対象とし、本文校異・語釈・先行研究の参照といった基本的なことがらをふまえ、自分の考えを立論するまでのプロセスを学ぶ。 
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 講義:ガイダンス(講義の進め方)
第2回 講義:映画化された『坊ちゃん』
第3回 講義:夏目漱石について
第4回 講義:『坊っちゃん』分析(以降、第14回までグループ発表)
第5回 演習・発表・討議; グループ発表1
第6回 演習・発表・討議;グループ発表2
第7回 演習・発表・討議;グループ発表3
第8回 演習・発表・討議;グループ発表4
第9回 演習・発表・討議;グループ発表5
第10回 演習・発表・討議;グループ発表6
第11回 演習・発表・討議;グループ発表7
第12回 演習・発表・討議;グループ発表8
第13回 演習・発表・討議;グループ発表9
第14回 演習・発表・討議;グループ発表10
第15回 講義:まとめ

(授業の方法)
1回目から3回目で、授業の進め方と、対象とする作品・作家についての講義形式で解説を行う。4回目から14回目はグループをつくり、口頭発表を行う。
テキスト・参考書
(テキスト)『直筆で読む「坊っちゃん」』(集英社新書ヴィジュアル版6V)[新書]
(参考書・参考資料)適宜、指示する。
授業時間外の学修
(事前学習)
その回の分野の演習にかかわる作品や文学的知識に触れ、必要な知識を整理しておく。
(事後学習)
各回で提示される課題を完成させ提出する。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
発表・提出物を総合した平常点(30%)に、学期末レポートの評価(70%)を加味して判定する。(状況によって変更の可能性あり)

(成績評価の基準)
  到達目標1;授業で学修した知識や方法を理解し、発表を準備し、口頭発表ができている。
  到達目標2:質疑応答を通して議論に主体的に参加し、課題・提出物に対応できている。
  到達目標3:口頭発表における議論や対話をふまえて、考察を深めレポートが完成できている。
備  考
諸事情からリモート授業を実施する場合はTeamsの「会議」を使って行います。この演習で学ぶのは、今後の勉強の基礎となることばかりです。しっかり修得していただきたい。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容