教員名 : 宮谷 聡美
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授業科目名
日本文学特殊講義
開講年次
4年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
J-JLT-435L
担当教員名
宮谷 聡美
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(中学校・高等学校 国語) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・国文学(国文学史を含む。) この授業の基礎となる科目
日本文学概論、日本文学史2(中古)
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
継子いじめ型の物語を読み比べ、その特徴とヴァリエーションについて考察することを目的とします。 (受講生の到達目標) 到達目標1;『うつほ物語』「忠こそ」巻、『落窪物語』、『住吉物語』を読み、継子いじめ譚の特徴を理解し、説明できる。 到達目標2;上記三作品の主要な相違点を整理し、分析できる。 到達目標3;上記の点をふまえて自分の意見をレポートにまとめることができる。 【授業の概要】
『うつほ物語』「忠こそ」巻、『落窪物語』、『住吉物語』を読み比べて考察します。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 講義;授業の目的・到達目標・授業の進め方について 第2回 講義;『うつほ物語』「忠こそ」1 第3回 講義;『うつほ物語』「忠こそ」2 第4回 講義;『うつほ物語』「忠こそ」3 第5回 講義;『うつほ物語』「忠こそ」4 第6回 講義;『落窪物語』1 第7回 講義;『落窪物語』2 第8回 講義;『落窪物語』3 第9回 講義;『落窪物語』4 第10回 講義;『落窪物語』5 第11回 講義;『住吉物語』1 第12回 講義;『住吉物語』2 第13回 講義;『住吉物語』3 第14回 講義;『住吉物語』4 第15回 講義;『住吉物語』5 (授業の方法) 講義形式ですが、適宜コメントを求めます。 テキスト・参考書
(テキスト)室城秀之『新版 落窪物語 上 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、2004年)
吉海直人『ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 住吉物語』(角川ソフィア文庫、2023年) その他、資料を配付します。 (参考書)室城秀之『新版 うつほ物語 一 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫、2022年) 中野幸一『新編日本古典文学全集14 うつほ物語』(小学館、1999年) 三谷栄一・三谷邦明『新編日本古典文学全集17 落窪物語』(小学館、2000年) 藤井貞和・稲賀敬二『新日本古典文学大系18 落窪物語・住吉物語』(岩波書店、1989年) 三角洋一『新編日本古典文学全集39 住吉物語』(小学館、2002年) 授業時間外の学修
(事前学修)作品全体を通読する。
(事後学修)関連する作品や参考資料を読み、問題点を理解する。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)授業への取り組み(30%)、最終レポート(70%)
(成績評価の基準) 到達目標1;授業中の問いに適切に解答している。 到達目標2;最終レポートにおいて、継子譚の特徴を理解した記述ができている。 到達目標3;最終レポートにおいて、継子譚のヴァリエーションについて理解した考察をしている。 備 考
資料の配信、レポートの提出はポータルで行います。また、授業中の問いに対してはMS- teamsで回答を求めることがあります。文書作成ソフト、MS- teamsがインストールされた大学ネットワークに接続可能なパソコンを用意してください。
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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