教員名 : 芝田 全弘
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授業科目名
経営分析論
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-304L
担当教員名
芝田 全弘
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業) 施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目 この授業の基礎となる科目
簿記入門、商業簿記、会計学概論、財務会計論
次に履修が望まれる科目
財務管理論、経営戦略論
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
受講者の関心のある会社や就職したい会社の財務諸表からその会社の状況を推測できる基礎的能力を身に付け、企業活動の分析能力の習得を目指す。 この科目は、ディプロマポリシーの「経済社会・企業社会・情報社会の仕組みを理解し、経済・経営に関わる情報・データを適切な方法で収集・分析し、課題の発見や解決に取り組む能力」の修得に寄与する。 (到達目標) 到達目標1;財務諸表分析の基本的な考え方や基本的な分析方法について説明することができる。 到達目標2;実際に企業の財務諸表を活用して、企業の状況について説明することができる。 【授業の概要】
経営分析・財務(諸表)分析の基本的な考え方や基本的な分析方法の習得を目指す。
理解をさらに深めるために、実際の企業データなどを用いた演習課題も実施する。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 財務諸表の役割と仕組み(講義) 第 2回 貸借対照表の見方(講義、小テスト、フィードバック) 第 3回 損益計算書の見方(講義、小テスト、フィードバック) 第 4回 キャッシュ・フロー計算書の見方(講義、小テスト、フィードバック) 第 5回 経営分析の視点と方法(講義、小テスト、フィードバック) 第 6回 収益性の分析(1) 資本利益率(ROA、ROEなど)(講義、小テスト、フィードバック) 第 7回 収益性の分析(2) 売上利益率、資本回転率(講義、小テスト、フィードバック) 第 8回 生産性の分析(講義、小テスト、フィードバック) 第 9回 安全性の分析(講義、小テスト、フィードバック) 第10回 不確実性によるリスクの分析(1) デフォルト・リスク、売上高の変動性(講義、小テスト、フィードバック) 第11回 不確実性によるリスクの分析(2) 損益分岐点分析(基礎)(講義、小テスト、フィードバック) 第12回 不確実性によるリスクの分析(3) 損益分岐点分析(応用)(講義、小テスト、フィードバック) 第13回 成長性の分析(講義、小テスト、フィードバック) 第14回 非財務情報の分析(講義、小テスト、フィードバック) 第15回 まとめ(講義、小テスト、フィードバック) (授業の方法) テキストを使用しないので、毎回プリントを配布し、プリントに沿って授業を進める。 毎回授業の開始時に、前回の授業内容を復習するための小テストを実施し、小テスト終了後、解説(フィードバック)をする。 質問のある場合は、出席カードに質問を記入すること。次回の授業時に質問に対する回答を行う。 授業終了時に次回の授業について指示する。なお、授業当日に配布するプリントには次回の授業範囲も含まれているので、該当箇所を各自で確認しておくこと。 テキスト・参考書
(テキスト)
使用しない (参考書) 伊藤邦雄、『企業価値経営 第2版』、日本経済新聞出版社、2023年。 桜井久勝、『財務諸表分析 第8版』、中央経済社、2020年。 松田修一、『会社の読み方』、日本経済新聞出版社、2006年。 大阪商工会議所、『ビジネス会計検定公式テキスト3級 第4版』、中央経済社、2019年。 大阪商工会議所、『ビジネス会計検定公式テキスト2級 第5版』、中央経済社、2020年。 授業時間外の学修
(事前学修)
授業終了時に次回の授業について指示する。なお、授業当日に配布するプリントには次回の授業範囲も含まれているので、該当箇所を各自で確認しておくこと。 (事後学修) 授業で配布したプリントを見直すこと。併せて、小テストで間違えた箇所も見直すこと。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
原則として、定期試験(70%)と期末レポート(30%)で評価する。 (成績評価の基準) 「成績評価のガイドライン」に示した評価基準による。 備 考
会計学概論の内容を理解していることを前提に授業を進める。
特に、簿記入門の評点が「不可」、「6」の者は、会計の基礎がまったく理解できていないと考えられるので、この科目の単位取得は極めて困難である。 企業情報を取得するため、できる限り新聞・雑誌記事をよく読んでおくこと。 授業内容については、講義の進行速度、受講生の理解度等にあわせて変更することがある。 担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容
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