教員名 : 趙 怡純
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授業科目名
国際経営論
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-303L
担当教員名
趙 怡純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経営管理論、経営組織論、経営戦略論
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
本科目は国際経営にかんする理論や概念を理解し、現代企業の課題や今後の展望について考察するための視点を修得することを目的とします。具体的な到達目標は、下記の3点です。 (受講生の到達目標) (1)国際経営の分野に関連する基礎知識や理論を説明できる (2)日本企業の国際展開や国際事業活動の特徴について説明できる (3)現代企業の国際事業活動にかんする問題や課題について自らの考えを論じることができる 【授業の概要】
本科目では、国境を越えた企業の活動にかんする理論や概念を解説します。グローバル化が進んだ今日では、多くの企業が海外でなんらかの活動をおこなっています。企業の活動が国内で完結する場合と異なり、ヒト・モノ・カネ・情報といった経営資源が国境を越える場合は、各国の文化や気候、物理的な距離、政治や経済といった様々な状況に大きく影響を受けるため、想定外の困難に直面することがあります。このような困難な状況の中で、企業は海外に存在する活動拠点をどのように管理しているのでしょうか。また、海外市場で商品やサービスを提供するためにどのような戦略を立案しているのでしょうか。本科目ではこのような事象に対して国際経営の基礎知識や理論をもとに解説します。おもに、日本企業に焦点を当てながら解説しますが、時事問題や海外企業の事例も取り上げます。
授業を通じて国際的な視点から物事を考える面白さや難しさを実感してもらうことを狙いとしています。また、この授業では課題を通して受講生の考えを述べてもらう機会を設けています。そのため、授業に対して受け身ではなく、日々のニュースや企業の活動に着目し、自らの考えをもつことを求めます。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 講義概要の説明:国際経営とはなにか 第2回 国際経営の基礎知識(1):企業の国際化の要因とプロセス 第3回 国際経営の基礎知識(2):海外進出の形態 第4回 海外直接投資の理論:伝統的な理論とその系譜 第5回 本社と海外拠点の関係性(1):組織デザイン 第6回 本社と海外拠点の関係性(2):グローバル統合と現地適応 第7回 本社と海外拠点の関係性(3):知識移転と拠点間の協働・競争関係 第8回 国際経営戦略(1):国際競争戦略の展開 第9回 国際経営戦略(2):海外子会社の経営戦略 第10回 国際経営戦略(3):グローバルイノベーション 第11回 国際経営戦略(4):国際マーケティングと戦略的提携 第12回 国際人的資源管理(1):多様な人材のマネジメント 第13回 国際人的資源管理(2):人の現地化の問題とその背景 第14回 国際人的資源管理(3):海外派遣者のマネジメント 第15回 総括:脱グローバル化の動向と国際経営の新たな課題 (授業の方法) 授業の形式は、15回すべて「講義」です。パワーポイントの資料を用いて解説していきます。資料は事前にポータルやTeamsに配信します。毎回、コミュニケーションカードの課題を出します。授業内容に関連した質問を出し、受講生には自らの体験や考えを述べてもらいます。次回の講義でフィードバックをし、双方向型の授業を目指します。また、授業の中盤あたり(第8, 9回)で小レポートの課題を出します。小レポートの詳細は授業中にお知らせしますが、授業内容を踏まえて企業の国際事業活動を調査・分析し、自身の考えを論じてもらいます。 テキスト・参考書
(テキスト)
使用しません。 (参考書) 大木清弘(2017)『コア・テキスト 国際経営』新世社 中川功一、林正、多田和美、大木清弘(2015)『はじめての国際経営』有斐閣ストゥディア 浅川和宏(2003)『グローバル経営入門』日本経済新聞出版社 ※ その他、授業中に適宜ご案内します。 授業時間外の学修
(事前学修)
事前配布した資料を読み、わからない単語や専門用語を調べてください。また、参考書の該当箇所を探して精読し、わからない点や疑問に思ったことを3つ以上書きだしてください。 (事後学修) コミュニケーションカードの課題に取り組んでください。その際には、授業中に紹介した参考文献をもとに復習し、理解を深めてください。また、授業内容に関連するニュースや企業の情報を新聞や公式ホームページなどから収集し、自身の考えを論じてください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
期末試験(60%)、小レポート(25%)、コミュニケーションカード(15%) (成績評価の基準) 3つの到達目標に対する評価基準は下記の通りです。 (1)国際経営の基礎理論について期末試験で7割以上正しく説明できている (2)日本企業の国際展開の傾向や国際事業活動の特徴について期末試験で7割以上正しく説明できている (3)小レポートおよびコミュニケーションカードの課題において、現代企業の国際事業活動にかんする問題や課題を提示したうえで、その原因や解決策など自らの考えを論じている 備 考
受講生の皆さんの意見を伺いながら授業を進めていきたいと考えています。そのため、上記の授業計画はあくまでも暫定的なものであり、授業内容や順番については変更の可能性があることをご了承ください。また、講義科目ではありますが、受講生には受け身ではなく自ら考え積極的に発言することを求めます。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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