教員名 : 小川 長
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授業科目名
経営戦略論
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-207L
担当教員名
小川 長
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経営学入門・総論
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業の目的は、経営戦略に関する基本的な理論を学び、それを実践に活かすための知見を修得することです。それぞれの回において、事例を交えながら実践に活かすことのできる理論を理解していくことになります。実務レベルの経営戦略に関する理論的な知識の修得と、実際に仕事においてその理論を活かすことのできる実践基礎力を身に着けることが目標となります。 (受講生の到達目標) 到達目標1;経営戦略に関する基本的な知識を身に付ける。 到達目標2;経営戦略の知識を用い、それが具体的な事例にどのように活かされているか理解する。 到達目標3;各々の知識の関係を総合的・体系的に理解し、自ら実践に応用できる。 【授業の概要】
まず最初に、経営戦略論とはどのような学問であるかを学びます。その後、テキストの章に沿って、各々の章で取り上げられた事例に照らしながら、基本的な経営戦略の知見を一つずつ学んでいきます。各回、パワーポイントのスライドを用いて対面で授業を進めていきますが、学んでいくそれぞれの知見について、受講者が自主的に身近な事例を想起しながら考え、実務において応用できるレベルで理解しようとする姿勢が必要です。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 戦略とは ・戦略の定義、戦略の要素 第2回 業界の構造 ・ファイブ・フォーシズ、戦略グループ、移動障壁 第3回 取り巻く環境 ・PEST分析、3C分析、SWOT分析 第4回 基本戦略 ・コスト・リーダーシップ戦略、差異化戦略、集中戦略 第5回 製品ライフサイクル別戦略 ・製品ライフサイクル仮説・製品ライフサイクル別の戦略 第6回 市場地位別戦略 ・市場地位の捉え方、市場地位別の戦略 第7回 リソース・ベースト・ビュー ・資源アプローチ、VRIO分析、コア・コンピタンス 第8回 事業システム ・価値連鎖(バリューチェーン)、価値システム、戦略的事業システム 第9回 事業領域 ・ドメイン設定の意義、企業成長とドメインの変化 第10回 成長戦略 ・成長マトリックス、多角化とシナジー効果 第11回 資源展開 ・製品ポートフォリオ・マネジメント(PPM)、戦略的事業単位(SBU) 第12回 戦略の社会的側面 ・企業の社会的責任(CSR)、共通価値の創造(CSV) 第13回 組織構造 ・組織構造のデザイン、動的組織、組織のコンティンジェンシー理論 第14回 組織文化 ・強い文化、組織文化の機能、組織文化のマネジメント 第15回 企業変革 ・変革の枠組み、リーダーシップ、組織開発、人材マネジメント (授業の方法) 授業は15回すべて、パワーポイント等で作成されたスライドを用いて教員が講義する形式で実施します。授業中に質疑応答の時間を設けますので、わからない点や理解があやふやだと思う点は遠慮なく質問し、しっかり理解するようにして下さい。事前学修として、各回に対応したテキストの章に掲載されている事例を各自で読み、事例の内容を把握しておいて下さい。また、事後学修としてテキストの各章の章末にある「?考えてみよう」について取り組んでおいて下さい。なお、各回の講義終了後に、授業で使用したスライドをポータルサイトにアップロードしますので、復習に役立てて下さい。 テキスト・参考書
『1からの戦略論(第2版)』嶋口充輝ほか 碩学舎
授業時間外の学修
(事前学修)
各回に対応したテキストの章に掲載されている事例を、事前に各自で読み、不明な用語や事項を自ら調べて、事例の内容を把握しておいて下さい。 (事後学修) 各回に対応したテキストの章の章末に掲載されている「?考えてみよう」について、身の回りの実例を用いて考えてみて下さい。 成績評価の方法と基準
授業におけるディスカッションへの貢献度(20%)、期末試験(80%)で評価します。
(成績評価の基準) 到達目標1;経営戦略の考え方や専門用語を理解している。 到達目標2;取り上げられた事例の中で、それがどのように活用されているか理解している。 到達目標3;経営戦略の考え方や知識が応用されている具体的な事例を見つけ出し、それを論理的に説明できる。 備 考
各章の事例企業について事前に調べておくこと。
わからないところは必ず質問してクリアにすること。 担当教員の実務経験の有無
〇
実務経験の具体的内容
大手企業の管理職、および経営コンサルタントの経歴を持つ教員による、理論および実践的な理解を目指す授業
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