シラバス情報

授業科目名
地方財政論
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-310L
担当教員名
大澤 俊一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
経済学入門1(ミクロ)、財政学1・2
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業の目的】
地方財政の理論、制度、歴史、政策、現状について理解し、議論できる知識を得ることを目的とします。
【受講生の到達目標】
到達目標1:地方分権についての理解
到達目標2:地方税の原則についての理解
到達目標3:地方税についての理論と制度についての理解
【授業の概要】
この講義では、地方財政の、理論、制度、歴史、政策、現状について、立体的な説明を行います。特に地方分権化、地方税の原則、地方税制度、租税外部効果について説明します。
【授業計画と授業の方法】
【授業計画】
第1回 国と地方の役割分担
第2回 地方分権の歴史
第3回 財政運営に関する指標
第4回 道州制と「足による投票」
第5回 租税論の基礎 ー 直接税と間接税
第6回 地方税の原則 ー 国税と共通のもの
第7回 地方税の原則 ー 応益性の原則、普遍性の原則、安定性の原則
第8回 地方税の原則 ー 自主性の原則と法定外税
第9回 地方税制度の移り変わり
第10回 法人事業税の改革
第11回 法人実効税率
第12回 個人住民税と三位一体改革
第13回 租税外部効果1 ー 租税競争
第14回 租税外部効果2 ー 租税輸出と重複課税
第15回 固定資産税の負担
【授業の方法】
講義は原則、パワーポイントを用いて行います。学生には講義中にレジメ・資料を配布します。
テキスト・参考書
【テキスト】
篠原正博・大澤俊一・山下耕治「テキストブック地方財政(第三版)」2023年 創成社。
【参考書】
佐藤主光「地方財政論入門」2009年 新世社。
武隈慎一「新版ミクロ経済学」2016年 新世社。
授業時間外の学修
【事前学修】
テキストの該当箇所を事前に読んできてください。
【事後学修】
講義を行った内容について、教科書と配布したレジメ・資料をよく読んで理解を深めてください。講義中に解いた問題については、問題文のみを見て解答できるようにしておいてください。
成績評価の方法と基準
基本的に定期試験で評価します。ただし大学で決めている最低出席回数を下回る場合(7回以上の欠席)は、自動的に「出席不足による不可」になります。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容