シラバス情報

授業科目名
専門演習2a(卒業研究)
開講年次
4年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-401T
担当教員名
溝淵 裕
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
精神的自由、参政権についての判例を読みます。授業の目的は、法的な観点を踏まえて、企業等の経営にかかわる力を身に着けることです。
受講生の到達目標
1精神的自由、参政権に関する重要な憲法判例について説明できる。
2日本の民主主義の在り方について、自分の考えを説明できる。
3自分と意見の異なる他者と、公的問題について、議論できる。
【授業の概要】
精神的自由及び参政権に関する重要判例を読みます。裁判所ホームページ等から資料となる判例を検索し、判決文を要約すること、自分の意見を加えて、レポートを作成することができるようになることが目標です。
【授業計画と授業の方法】
第1回 オリエンテーション
第2回 公立高校卒業式国歌斉唱 最高裁判所平成23年5月30日第二小法廷判決を読む。
第3回 宗教法人解散命令 最高裁判所平成8年1月30日第一小法廷決定を読む。
第4回 破壊活動防止法せん動罪 最高裁判所平成2年9月28日第二小法廷判決を読む。
第5回 電話傍受 最高裁判所平成11年12月16日第三小法廷決定を読む。
第6回 名誉毀損表現事前差止め 最高裁判所昭和61年6月11日大法廷判決を読む。
第7回 取材フィルム提出命令 最高裁判所昭和44年11月26日大法廷決定を読む。
第8回 情報公開制度 最高裁判所平成6年1月27日第一小法廷判決を読む。
第9回 議員定数不均衡 最高裁判所昭和51年4月14日大法廷判決を読む。
第10回 在外日本国民選挙権 最高裁判所平成17年9月14日大法廷判決を読む。
第11回 連座制 最高裁判所平成9年3月13日第一小法廷判決を読む。
第12回 在宅投票制度 最高裁判所昭和60年11月21日第一小法廷判決を読む。
第13回 外国人参政権 最高裁判所平成7年2月28日第三小法廷判決を読む。
第14回 民主主義についての裁判所の考え方 まとめの討論をします。
第15回 卒業研究について、受講生の関心を踏まえて、説明します。

報告者は、必要な判例を読んで、要約のレジュメを作成してください。自分の言葉でわかりやすく報告してください。
報告者以外の受講生も、判例を読んで、質問等を準備してください。
テキスト・参考書
『別冊ジュリスト憲法判例百選Ⅰ(第6版)』『別冊ジュリスト憲法判例百選Ⅱ(第6版)』
授業時間外の学修
報告者は、判例を読むのに2時間以上、レジュメの作成に2時間以上の準備が必要です。他の受講生も、判例を読むのに2時間の準備が必要です。
成績評価の方法と基準
レポート作成(40%)、プレゼンテーション(40%)、授業中の質問等(20%)
1判決文を読んで、適切に要約できている。
2自分の意見を加えて、わかりやすく報告できている。
3他人の意見をよく聞いて、必要であれば、批判することもできている。
以上の観点から成績評価を行います。
備  考
担当教員の実務経験の有無
なし
実務経験の具体的内容