シラバス情報

授業科目名
専門演習1b
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-302S
担当教員名
王 佳子
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
民法入門、民法、企業法、商法
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
企業に関する法的問題を考察することを通して、経営に関係する法制度について専門的な知識を修得すること

(授業の到達目標)
到達目標1 適切な条文を適用し、学説や裁判例を踏まえて、企業に関する法的問題の解決策を示すことができること
到達目標2 ESG活動と法律の接点について説明できること 
【授業の概要】
1 企業活動に係る典型的な法的問題の検討
2 企業のESG活動と法律の接点に関する認識の形成
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
1  事例1に関するディベート1(事案の提示)、ESGと法律の接点の検討(ESGと株主対応)
2  事例1に関するディベート2(ディスカッション)、ESGと法律の接点の検討(ESGと取締役会)
3  事例2に関するディベート1(事案の提示)、ESGと法律の接点の検討(ESGと役員報酬)
4  事例2に関するディベート2(ディスカッション)、ESGと法律の接点の検討(ESGと開示)
5  事例3に関するディベート1(事案の提示)、ESGと法律の接点の検討(ESGとSDGs債)
6  事例3に関するディベート2(ディスカッション)、ESGと法律の接点の検討(ESGとグリーンローン)
7  事例4に関するディベート1(事案の提示)、ESGと法律の接点の検討(ESGとM&A)
8  事例4に関するディベート2(ディスカッション)、ESGと法律の接点の検討(ESGと危機管理)
9  事例5に関するディベート1(事案の提示)、ESGと法律の接点の検討(ESGと独禁法・競争法)
10 事例5に関するディベート2(ディスカッション)、ESGと法律の接点の検討(ESGと不動産)
11 事例6に関するディベート1(事案の提示)
12 事例6に関するディベート2(ディスカッション)
13 事例7に関するディベート1(事案の提示)
14 事例7に関するディベート2(ディスカッション)
15 予備

(授業の方法)
授業は、演習形式で行います。
事例に関するディベートについては、模擬裁判の形で展開する予定です。
ESGと法律の設定の検討については、各回において、一人が書物に書かれた内容について報告し、その内容から疑問に感じられる点について全員で検討していく予定です。
テキスト・参考書
(テキスト)
森・濱田松本法律事務所編『ESGと商事法務』商事法務(2021)
授業時間外の学修
事前学修:指定した読み物を読み、またはディスカッションの準備を行う。
事後学修:授業で話した内容を整理し、またはレポートに取り組む。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
課題提出100%
事例に関するディベート、割り当てられた読み物の発表に加えて、第10回終了時にレポートを課す予定です。

(成績評価の基準)
到達目標1 適切な条文を適用し、学説や裁判例を踏まえて、企業に関する法的問題の解決策を示すことができること
到達目標2 ESG活動と法律の接点について自分のことばで説明できること 
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容