シラバス情報

授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
趙 怡純
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 この演習の目的は、卒業研究に向けて研究のための基礎的なスキルを身につけることです。専門演習は通常の講義とは大きく異なり、「勉強」ではなく「研究」をする場所です。自ら問いを立て、調査し、正解のない答えを導きだすことが大切です。ゼミの参加者一人ひとりが主体的に学び、ディスカッションやグループ活動を通じて互いに切磋琢磨しながら、これらのスキルを実践的に修得していきます。

(受講生の到達目標)
(1)研究の型や方法について基礎知識を理解し、問いを自ら立てることができる
(2)必要な資料やデータを自ら収集・分析し、プレゼンテーションを行うことができる
(3)新聞、書籍、論文を読み、自分なりの視点で評価・考察(批判的読解)し、それを他者に説明できる
【授業の概要】
 この演習では国際経営に関連する研究を行います。しかしながら、まずは研究とは何か、その基本的な型を知り、研究のために必要な力を身につけるためにグループで研究を行います。複数人でディスカッションをしながら研究を進めていくことで、論理的思考力やコミュニケーション能力、発表のスキル等を向上させていきます。また、図書館のデータベースを利用して情報を収集する能力や、論文を執筆するうえでの基礎的な作法である引用のルール等も学んでいきます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 オリエンテーション:自己紹介、授業の進め方、グループ決め
第2回 発表の型を知る:尾道を題材に発表しよう
第3回 グループ発表(1):発表の準備
第4回 グループ発表(2):発表とフィードバック
第5回 研究の型を知る: 論文の基本構成を理解しよう
第6回 輪読(1):研究の問いと目的
第7回 輪読(2):先行研究
第8回 論読(3):資料と方法
第9回 輪読(4):正確な表記と論文専門の表記
第10回 研究を実践する:問いを立てて研究しよう
第11回 グループ研究(1)進捗報告_A班
第12回 グループ研究(2)進捗報告_B班
第13回 グループ研究(3)進捗報告_C班
第14回 グループ研究(4)進捗報告_D班
第15回 グループ研究(5)前期中間報告

(授業の方法)
 基本的には教員が講義をするのではなく、毎回、ゼミに参加しているメンバーが発表や議論をしながら進めていきます。研究を行うための基本知識や必要とされるスキルについて、参考書の輪読を通して学んでいきます。その後は、実践的に学ぶためにグループで研究を進めてもらいます。
テキスト・参考書
(テキスト) 使用しません。
(参考書) 石黒圭(2012)『論文・レポートの基本』日本実業出版社。
 その他、適宜ご案内いたします。
授業時間外の学修
(事前学修) 
 輪読文献の該当箇所を精読し、事前にわからないところをチェックする。

(事後学修)
 発表の準備やグループ研究を進めてください。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
 ゼミでの発言(30%)、発表内容と発表資料の完成度(40%)、期末レポート(30%)

(成績評価の基準)
(1)輪読の発表を通じて、研究の型や方法について基礎知識を正しく他者に説明し、さらに問いを自ら立てることができる
(2)グループ研究を通じて、先行研究や必要な資料・データを自ら収集・分析し、その内容を他者にわかりやすくプレゼンテーションできる
(3)輪読およびグループ研究を通じて、新聞、書籍、論文の内容を自分なりの視点で評価・考察(批判的読解)し、それを他者に説明することができる
備  考
 ゼミでは皆さん一人ひとりが主体的に学ぶことが必要不可欠です。興味・関心を持っている事象について自ら調査・分析・考察してもらいます。また、ゼミでは積極的な発言を求めます。さらに、皆さんの発表や発言を中心にゼミを進めていくため、欠席・遅刻の際は必ず事前に連絡してください。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容