教員名 : 荒井 貴史
|
授業科目名
専門演習1a
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-301S
担当教員名
荒井 貴史
担当形態
単独
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
ミクロ経済学1・2
次に履修が望まれる科目
専門演習1b
公共経済学 【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
この授業の目的は、産業組織論のテキストを輪読により、産業組織論の基礎的な知識を修得した上て、企業の販売戦略、市場経済の仕組み、健全な競争環境とは何か、について議論できるようになることです。同時に、レポーターとしてのレジュメの作成、報告、質疑応答など能力や、輪読テキストの内容理解を深めるためのレファレンスの入手等の情報収集の能力、論文検索や統計データの検索の仕方なども修得します。 (受講生の到達目標) 到達目標1:テキストの担当箇所の内容を見やすくレジュメにまとめることができる。 到達目標2:担当箇所をレポーターとして報告を行い、質問にも回答できる。 到達目標3:担当箇所の内容に関連する文献や統計データを入手できる。 到達目標4:産業組織論の基本的な専門用語について説明できる。 【授業の概要】
テキストの輪読を通して、レジュメの作成や報告、質疑応答などを行い、産業組織論のトピックスについて自らより深く考え、調べて、意見を述べられるようにする。特に、産業組織論の理論を学び、現実の競争政策の議論のポイントを理解する。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 はじめに、ゼミの進め方等 第 2回 私たちの生活と産業組織 第 3回 産業組織の基礎 第 4回 独占市場 第 5回 ゲーム理論の基礎 第 6回 寡占市場 第 7回 企業の共謀と協調 第 8回 市場への参入と戦略的な参入阻止行動 第 9回 規制産業における競争政策と市場画定 第10回 企業結合と競争政策 第11回 垂直的な取引関係とプラットフォーム・ビジネス 第12回 イノベーションと研究開発 第13回 知的財産兼の保護 第14回 事例研究1(テキストのコラムにある事例から選択) 第15回 事例研究2(テキストのコラムにある事例から選択) (授業の方法) 授業は、テキストを輪読しながら、レポーターとしてのレジュメの作成、報告、質疑応答などを通じて産業組織論の知識を修得します。最初の回での基本的な事項を教員が説明します。各回の授業は、レポーターとなる学生を中心に輪読を進めますが、教員も必要に応じて注意事項の指摘や補足的な説明を行います。 テキスト・参考書
(テキスト)
明城聡、大西宏一郎著『産業組織のエッセンス』有斐閣 2022年 (参考書) 小田切宏之著『産業組織論』有斐閣 2019年 授業時間外の学修
(事前学修)
テキストの該当箇所を読むことにより予習を行ってください。 (事後学修) テキストの該当箇所を再読してください。その際、計算などの部分は手を動かして確認するようにしてください。規制や制度に関する事項で関心を持ったものは、その詳細を調べてまとめてください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
レジュメ(20%) 報告(20%) 質疑応答(30%) レポート(30%) (成績評価基準) 到達目標1:少なくとも1回以上、レポーターとしてレジュメを作成する。 到達目標2:少なくとも1回以上、レポーターとして報告して、質問にも回答する。 到達目標3:テキスト内容に関連する文献や統計データを報告の中で紹介することが出来る。 到達目標4:産業組織論の基本的な専門用語について説明できる。 備 考
必携PCを毎回の授業に持ってきてください。レジュメ等をTeamsで画面共有します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
|