シラバス情報

授業科目名
行政法
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-311L
担当教員名
伊藤 治彦
担当形態
単独
【科目の位置付け】
法律学の中では、憲法や刑法などの公法に分類される者である。公務員、とりわけ一般行政職を目指す学生にとっては、必須の科目ということができる。
この授業の基礎となる科目
日本国憲法
次に履修が望まれる科目
民法
【授業の目的と到達目標】
授業の目的
行政法は、「活動する憲法」と言われている。したがってこの授業では、憲法によって定められている基本的人権が、行政の現場で、どのように保障されているのか、あるいはいないのかといったことを解明していくものである。

受講生の到達目標
・行政法全体の体系のうち「基本原理」「行政作用法」について説明できる。
・少なくとも、地方公務員上級の行政法の問題が解けるようになる。

【授業の概要】
行政法学の体系のうち「基本原理」と「行政作用法」を中心に行う。
「基本原理」では、法律による行政の原理や行政法の法源について解説していく。「行政作用法」では、行政計画、行政立法、行政行為、行政強制、行政罰について解説していく。
【授業計画と授業の方法】
第 1回 行政の概念(講義、課題、フィードバック)
第 2回 法律による行政の原理(講義、課題、フィードバック)
第 3回 行政法の法源(講義、課題、フィードバック)
第 4回 行政上の法律関係(講義、課題、フィードバック)
第 5回 行政計画(講義、課題、フィードバック)
第 6回 行政立法(講義、課題、フィードバック)
第 7回 行政行為1(概念、効力)(講義、課題、フィードバック)
第 8回 行政行為2(裁量)(講義、課題、フィードバック)
第 9回 行政行為3(種類)(講義、課題、フィードバック)
第10回 行政行為4(附款)(講義、課題、フィードバック)
第11回 行政行為5(瑕疵、取消と撤回)(講義、課題、フィードバック)
第12回 行政強制(講義、課題、フィードバック)
第13回 行政罰(講義、課題、フィードバック)
第14回 行政指導(講義、課題、フィードバック
第15回 行政契約(講義、課題、フィードバック)

各回授業の事前・事後学習にはそれぞれ1時間以上行うこと。

授業の方法
毎回プリントを配布して、教員が講義する形で行う。必要に応じて、黒板に書く場合もある。
テキスト・参考書
テキスト 「事例で考える行政法」(横山・廣瀬編、嵯峨野書院)  ポケット六法(有斐閣)
参考書 適宜指示する。
授業時間外の学修
事前学修
テキストの講義の該当箇所に当たる部分を、よく読み、疑問点をチェックしておく。
事後学修
テキストや講義時にとったノートを見直しながら、事前学修時の疑問点が、クリアーできたかどうか確認する。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
中間テスト 課題に関連する問題(20%)9回目の講義時に行う予定である。
期末テスト (80%)
(成績評価の基準)
到達目標1 「行政法法の基本原理」「行政作用法」に関する知識を問う問題について正しく答えることができている。
到達目標2 公務員試験の過去問及びそれに類似した問題が解けている。

備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容