シラバス情報

授業科目名
マーケティング論
開講年次
3年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-MN-301L
担当教員名
渡邊 久晃
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
経営学入門・総論
次に履修が望まれる科目
ビジネスとデータサイエンス
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
 この授業は, 基本的なマーケティングに関する考え方と理論を学び, マーケティング計画の立案や企業の事例に対する適切な理解ができるようになることを目的としています。

(受講生の到達目標)
到達目標1: マーケティングの基本的なコンセプトや理論を身に付けること。
到達目標2: マーケティングの重要性と要点を理解し, 企業の市場に対する取り組みを適切に考えることができること。
【授業の概要】
この授業では, マーケティング・マネジメントの理論枠組みに沿って, マーケティングとはどのような活動であり, そのマネジメントはどのように行われているのかを学んでいきます。さらに, サービス・マーケティングや生産財マーケティング, デジタル・マーケティングといった現代的なトピックについても触れます。授業では, 企業のマーケティングに関する実際の取り組みを事例として取り上げつつ, リアリティを感じながらマーケティングの理論を学習します。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 ガイダンス, マーケティングとは
第2回 製品戦略
     便益の束, 顧客志向, コモディティ化, マーケティングの近視眼
第3回 価格戦略
     規模効果と経験効果, 需要の価格弾力性
第4回 流通戦略
     チャネル選択, チャネル管理
第5回 プロモーション戦略
     広告, PR, 販売促進, クチコミ
第6回 マーケティング戦略の策定
     市場細分化, ターゲティング, ポジショニング
第7回 競争環境の分析
     製品ライフサイクル, 市場競争戦略
第8回 消費者行動
         購買意思決定プロセス, 消費者インサイト
第9回 ブランド・マネジメント
     ブランド・エクイティ, ブランド想起, ブランド拡張
第11回 関係性マーケティング
      顧客価値, 顧客ロイヤルティ
第12回 サービス・マーケティング 
      サービス・エンカウンター, 顧客満足
第13回 デジタル・マーケティング
      オムニチャネル, 顧客エンゲージメント
第14回 生産財マーケティング
      顧客維持, 取引コスト
第15回 まとめ・総括

(授業の方法)
 授業は15回すべて, 教科書と講義資料を用いて実施します。講義資料は事前にオンライン上で配布しますので, 講義までにダウンロードしておいてください。第7回に中間テストを行う予定です。変更がある場合は, 講義中に改めてアナウンスします。
テキスト・参考書
(テキスト)石井淳蔵・栗木契・嶋口充輝・余田拓郎 (2013) 『ゼミナールマーケティング入門(第2版)』 日本経済新聞出版
授業時間外の学修
(事前学習)
 各回に対応したテキストの章をよく読んできてください。

(事後学習)
 授業後, 配布資料に示す復習課題に取り組んでください。次の授業の際に簡単な解説を行います。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
中間試験(30%), 期末試験(70%)

(成績評価の基準)
到達目標1:マーケティングの基本的なコンセプトや理論について論じることができる。
到達目標2:マーケティングについて重要な用語を用いながら, その基本的な枠組みを記述することができる。
備  考
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容