シラバス情報

授業科目名
経済政策2
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-210L
担当教員名
大澤 俊一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
経済政策1
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
【授業の目的】この講義では主に様々な環境政策である、直接規制、ピグー税、ピグー的補助金、排出量取引制度などの比較を行い、それぞれの政策についての知識を得ることにより、環境問題の対策としての政策についての論理的な議論、主張ができるようになることを目標とします。
【受講生の到達目標】
到達目標1:直接規制の長所と短所を説明できること
到達目標2:ピグー税、試行錯誤的ピグー税、ボーモル・オーツ税、ピグー的補助金の長所と短所を説明できること
到達目標3:排出量取引制度の長所と短所を説明できること
【授業の概要】
この講義では、具体的な環境問題の対策としての政策を学びます。具体的には直接規制、ピグー税、試行錯誤的ピグー税、ボーモル・オーツ税、ピグー的補助金、排出量取引制度などです。それぞれに長所と短所があり、「どんな環境問題にでもこの政策が一番望ましい」というわけにはいきません。それぞれの政策の特徴を知り、どの環境問題にどの政策が適切であるかなどを議論していきます。
【授業計画と授業の方法】
【授業計画】
第1回  汚染物質排出削減のための政策手段
第2回  直接規制と効率性
第3回  自主規制、環境税、ピグー税
第4回  ピグー税の図による説明
第5回  ピグー税と効率性
第6回  環境税の負担
第7回  ピグー税に必要な情報とボーモル=オーツ税
第8回  ピグー的補助金と効率性
第9回  環境税の実態
第10回 環境政策の実態、国税と地方税
第11回 排出量取引制度とは
第12回 排出量取引制度の図による説明
第13回 排出量取引制度の式による説明、練習問題
第14回 排出量取引制度、環境税、補助金、直接規制の比較
第15回 技術の直接規制、情報が不確実な場合の政策比較、京都メカニズムとパリ協定

【授業の方法】
講義は。すべてPowerPointを用いて行います。学生には講義中にレジメを配布します。
テキスト・参考書
【教科書】
栗山浩一・馬奈木俊介著「環境経済学をつかむ〔第4版〕」有斐閣 2020年。
【参考書】
武隈慎一著「新版 ミクロ経済学」新世社 2016年。
浅子和美・落合勝昭・落合由紀子著「グラフィック環境経済学」新世社 2015年。
細田衛士・横山彰著「環境経済学」有斐閣 2007年。
植田和弘・岡敏弘・新澤秀則著「環境政策の経済学 理論と現実」日本評論社 1997年。
授業時間外の学修
【事前学修】
テキストの該当部分を読んできてください。
【事後学修】
講義を行った内容について、テキストと配布したレジメを、よく見て理解を深めてください。また講義中に説明した練習問題については、解答を見なくても解けるようにしてください。
成績評価の方法と基準
定期試験で評価します。
出席は参考程度です。ただし大学で決めている最低出席率を下回る場合(7回以上の欠席)は、自動的に「出席不足による不可」になります。
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容