シラバス情報

授業科目名
経済政策1
開講年次
2年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-EC-209L
担当教員名
大澤 俊一
担当形態
単独
【科目の位置付け】
教員の免許状取得のための選択科目
科目区分・・・教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 商業)
施行規則に定める科目区分又は事項等・・・商業の関係科目
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
経済政策2
【授業の目的と到達目標】
【授業の目的】この講義の目的は、環境問題と環境政策に関する基礎知識を得ることです。これにより環境経済政策についての、論理的かつ現実的な議論・主張ができます。
【受講生の到達目標】
到達目標1:過去の公害問題について説明できること
到達目標2:環境問題発生のメカニズムを、説明できること
到達目標3:環境問題を、公共経済学の「外部性」や「公共財」、「共有資源」の理論を用いて説明でき、解決するための経済政策を、経済学的・論理的・現実的に正しく提案できること
【授業の概要】
まず日本でどのような環境問題、特に公害問題が起こっていたかについて学びます。これは日本人が環境問題を考えるために必ず必要なことであると考えます。次に、一般的に環境問題が生じるメカニズムについて説明します。さらに経済学のスタンダードなツールである、「外部性」や「公共財」、「共有資源」の理論を用いて、環境問題の解決策を考えます。
【授業計画と授業の方法】
【授業計画】
第1回  日本の公害の歴史 : 足尾銅山鉱毒事件、四大公害病(小テストあり)
第2回  環境問題発生のメカニズム
第3回  暗い未来と明るい未来 : 成長の限界、環境クズネッツ曲線
第4回  ごみ問題とリサイクル : NIMBY
第5回  地球温暖化問題
第6回  市場経済と環境問題、市場の効率性
第7回  外部不経済 : 限界外部費用曲線
第8回  確認問題・練習問題
第9回  公共財としての自然環境 : 非排除性、非競合性、フリー・ライダー問題
第10回 リンダール・メカニズムと投票
第11回 コモンズの悲劇
第12回 再生可能資源
第13回 確認問題 
第14回 コースの定理、練習問題
第15回 復習

【授業の方法】
講義は第1回目を除いて。すべてPowerPointを用いて行います。学生には講義中にレジメを配布します。


テキスト・参考書
【教科書】
栗山浩一・馬奈木俊介著「環境経済学をつかむ〔第4版〕」有斐閣 2020年。
【参考書】
武隈慎一著「新版 ミクロ経済学」新世社 2016年。
浅子和美・落合勝昭・落合由紀子著「グラフィック環境経済学」新世社 2015年。
細田衛士・横山彰著「環境経済学」有斐閣 2007年。
植田和弘・岡敏弘・新澤秀則著「環境政策の経済学 理論と現実」日本評論社 1997年。
授業時間外の学修
【事前学修】
テキストの該当部分を読んできてください。
【事後学修】
講義を行った内容について、テキストと配布したレジメを、よく見て理解を深めてください。また講義中に説明した練習問題については、解答を見なくても解けるようにしてください。
成績評価の方法と基準
第1回目の講義で小テストがあります。
基本的に定期試験で評価します。小テストは参考程度です。ただし大学で決めている最低出席率を下回る場合(7回以上の欠席)は、自動的に「出席不足による不可」になります。
備  考
担当教員の実務経験の有無
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実務経験の具体的内容