教員名 : 趙 怡純
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授業科目名
基礎演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-101S
担当教員名
趙 怡純
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
本科目は大学生に必要な自主的に学ぶための学習スキルを修得することを目的とします。具体的な到達目標は、下記の3点です。 (受講生の到達目標) (1)学習スキルの基礎となる「調べる」「書く」「発表する」「議論する」に必要な大学の施設やパソコンのツールについて理解し、正しく利用できる (2)引用のルールや研究発表の作法を理解し、ルールや作法を守りながらレポートの執筆とプレゼンテーションができる (3)論題に沿ってグループでディスカッションを行い、自らの意見を述べたうえで、グループとしての見解をまとめることができる 【授業の概要】
大学での学びは高校までの学びとは大きく異なります。高校までの学びはおもに事前に用意された問題に対して答えを導き出すことが重要視されます。皆さんは「勉強」をして、明確な答えのある問題の解き方を学んできたと思います。しかし、これまでの学習スキルは大学では通用しないこともあります。大学では皆さんがご自身で問題(明確な答えのない)をみつけ、様々な資料を収集・分析し、論理的に物事を考え、自分なりの答えを導き出していくことが重要視されます。社会に出れば正解のない問題に直面します。これまでの「勉強」というスタイルでは正解のない問題に立ち向かうことができません。そこで、本科目は大学での学び方、正解のない問いに立ち向かうためのスキルを実践的に身につけてもらいます。また、3年次以降の専門演習に向けて「研究」するためのスキルや作法についても学習します。授業を通じて他の受講生と交流を深めながら、今後の大学での学びがより充実したものになるように、学習スキルの基礎を習得してもらうことを狙いとしています。 【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回 講義概要の説明、自己紹介 第2回 大学生活の基礎(1):学生生活の諸注意事項の確認、e-mailの作法 【講義】 第3回 大学生活の基礎(2):図書館の利用、参考・引用のルール(入門編)を理解する 【講義】 第4回 輪読とディスカッション(1):輪読の狙いとレジュメの作成方法、討論と議論の違いを理解する 【講義】 第5回 輪読とディスカッション(2):各グループの発表とディスカッション 【発表・グループディスカッション】 第6回 輪読とディスカッション(3):各グループの発表とディスカッション 【発表・グループディスカッション】 第7回 ショートプレゼンテーション (1):問いの立て方、発表の構成や流れを理解する 【講義】 第8回 ショートプレゼンテーション(2):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】 第9回 ショートプレゼンテーション(3):各グループの発表 【発表・フィードバック】 第10回 レポートの書き方(1):レポートの作法を理解する 【講義】 第11回 レポートの書き方(2):参考・引用のルール(基礎編)を理解する 【講義】 第12回 最終成果(1):プレゼンテーションのテーマ設定 【講義・グループディスカッション】 第13回 最終成果(2):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】 第14回 最終成果(3):プレゼンテーションの準備 【グループディスカッション】 第15回 最終成果(4):各グループの発表、学期末レポートの執筆 【発表・フィードバック】 (授業の方法) 授業の形式は、教員が解説をする(講義)場合と、受講生が発表や議論をする場合があり、各回の内容によって異なります。基本的な流れは、まず必要なことを教員が解説し、その内容に従って受講生には発表やレポートの執筆を進めてもらいます。この授業は受講生が自らの意見を述べたり、受講生同士でコミュニケーションを取りながら切磋琢磨していくことを重視しています。 テキスト・参考書
(テキスト)使用しません。
(参考書)授業中に適宜ご案内します。 授業時間外の学修
(事前学修)
配布された文献や資料を読み、わからないところをノートに書き出してください。 (事後学修) 発表の準備やレポートの執筆など毎回課題を出しますので、個人またはグループで課題を作成し、提出してください。 成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
レポート3点の完成度(40%)、プレゼンテーション2回の内容と資料の完成度(30%)、輪読の発表内容と資料の完成度およびディスカッションの貢献度(30%) (成績評価の基準) (1)大学の施設やパソコンのツールを正しく利用できている (2)レポートの執筆およびプレゼンテーションにおいて、引用のルールや発表の作法を守ることができている (3)輪読とグループでディスカッションにおいて、文献の内容を理解したうえで自らの意見を述べ、グループの見解をまとめ、他者に説明ができている 備 考
本科目は教員の説明をただ聞くという授業ではなく、受講生の発言・発表がメインとなります。そのため、受講生の積極的な参加がなくては成り立たないので無断欠席・遅刻は厳禁とします。また、グループワークを行いますので、他の受講生への迷惑になるような行動は慎み、受講生同士が交流を深められるような環境づくりを心掛けて下さい。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容
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