シラバス情報

授業科目名
基礎演習1
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期
単位数
2単位
科目ナンバリング
E-CS-101S
担当教員名
王 佳子
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
次に履修が望まれる科目
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
目的1 AIに係るそれぞれの法的問題についての見解を整理し、その結果をパワーポイントに表示し、さらにそれについて客観的な分析を加えることで、基礎的な学修力を養うこと
目的2 AIに係る法的問題について見識を広め、人間や社会を深く理解すること


(授業の到達目標)
到達目標1 書物に書かれた見解を整理し、その結果をパワーポイントに表示するとともに、提示された意見についての自分の立場を発信することができること
到達目標2 AIに係る法的問題を説明できること
【授業の概要】
 この授業では、AIにはどのような法律が関わるのかを概観した上で、自動運転車による事故があったときに、民法、製造物責任法、保険法、刑法といった法律のもとで、どのような責任追及が可能できるのかを考察していきます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第 1回 講義の進め方に関する説明
第 2回 AIが進出している分野の確認
第 3回 AIと民法の接点
第 4回 AIと知的財産法の接点
第 5回 AIと経済法の接点
第 6回 AIと個人情報保護法の接点
第 7回 AIと刑法の接点
第 8回 裁判におけるAI
第 9回 法執行におけるAI
第10回 自動運転車の開発状況の確認
第11回 自動運転車の事故について損害賠償責任の追及①(事故調査)
第12回 自動運転車の事故について損害賠償責任の追及②(責任の種類)
第13回 自動運転車の事故への保険会社の関わり
第14回 自動運転車の事故について刑事責任の追及①(過失)
第15回 自動運転車の事故について刑事責任の追及②(生命法益のジレンマ)

(授業の方法)
この授業は、演習形式で行います。
各回において、一人が書物に書かれた内容について報告し、その内容から疑問に感じられる点について全員で検討していきます。
テキスト・参考書
(テキスト)
レジュメを配布する。

(参考書)
弥永真生ほか『ロボット・AIと法』有斐閣(2018)。
「刑法雑誌第59巻第2号」有斐閣(2020)。 
授業時間外の学修
事前学修:指示した読み物に記された内容を整理し、それをパワーポイントに表示する。
事後学修:授業で話した内容を整理する。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
授業内のプレゼンテーション・ディスカッション80%
期末レポート20%

(成績評価の基準)
到達目標1 書物に書かれた見解を整理し、その結果をパワーポイントに表示するとともに、提示された意見についての自分の立場を発信することができること
到達目標2 AIに係る法的問題を自分のことばで説明できること
備  考
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担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容