シラバス情報

授業科目名
デザイン研究1
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度前期、2024年度後期
単位数
8.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
黒田 教裕、伊藤 麻子、林 宏、西原 美彩、桜田 知文
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
デザイン実習3
卒業制作
次に履修が望まれる科目
デザイン研究2
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
表現媒体や技術の進化に対応した素材と表現について深く考察し、よりレベルの高い調査と研究への取り組みによって、専門的かつ高度な能力を獲得することを授業の目的とする。


(受講生の到達目標)
・到達目標1;素材特性の研究や表現に必要な技術を獲得し、改良を重ねることで制作に活かすことができる。
・到達目標2;自ら設定した研究テーマについての考察を深めリサーチをもとに展開し、自身の研究について客観的な意見を述べことができる。
・到達目標3;進級制作展で他のコースの学生と協働して展覧会の企画広報や展示作業に参加することができる。
【授業の概要】
学部における各自の研究テーマをもとに、デザインに関する素材、技術、表現、媒体等についてさらなる探求を行う。また、担当教員との面談を通じて、自身のデザイン表現を多角的に考察する機会とする。なお、研究テーマや制作意図などについて研究計画書を作成し、提出することを求める。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:オリエンテーション「講義」
第2回:研究内容の構想と試作(1)の制作を行う「面談」
第3回:面談を基に構想と試作(1)の確認及び見直し「実習」
第4回:構想と試作(1)を基に研究計画を組み立てる「実習」
第5回:研究計画を基にリサーチを行う「実習」
第6回:リサーチを反映させた研究計画書を作成する「実習」
第7回:出来上がった研究計画書を基にラフデザインを制作する「実習」
第8回:ラフデザインを基に再度リサーチを行う「実習」
第9回:リサーチを基に研究計画とラフデザインの客観化、検証を行う「実習」
第10回:検証を基に他のデザイン領域の教員とディスカッションを行う「グループディスカッション」
第11回:ディスカッションを基にデザインに即した素材を検討する「実習」
第12回:素材研究を基にプロトタイプ(1)を制作する「実習」
第13回:出来上がったプロトタイプ(1)を改良する「実習」
第14回:前期の研究を総括する「面談」
第15回:プレゼンテーションを行い、デザイン研究分野全教員によるプロトタイプ(1)の講評を受ける「発表」
第16回:前期の制作を基に更なる技法のリサーチを行う「実習」
第17回:前期の制作を基に更なる表現手法のリサーチを行う「実習」
第18回:リサーチを基に試作(2)を制作する「実習」
第19回:試作(2)を基に技法や素材の再検討を行う「実習」
第20回:再検討を基にプロトタイプ(2)をつくる「実習」
第21回:プロトタイプ(2)を基にプレゼンテーションを行う「発表」
第22回:他のデザイン領域の教員を交えて作品プレゼンテーションを行う「発表」
第23回:プレゼンテーションの結果を基に面談を行う「討論」
第24回:面談を基にプロトタイプ(2)のブラッシュアップ計画を立てる「実習」
第25回:計画を基にプロトタイプ(2)のブラッシュアップを行う「実習」
第26回:ブラッシュアップを基に完成度を高める「実習」
第27回:完成作品を研究計画と照らし合わせる「実習」
第28回:作品の最終調整とプレゼンテーション資料の作成を行う「実習」
第29回:プレゼンテーションを行い、デザイン研究分野全教員による作品審査と講評を受ける「発表」
第30回:一年間の研究を総括する「面談」

(授業の方法)
4月の最初のオリエンテーション時に年間スケジュールとともに、研究テーマをまとめた計画書の提出を求める。指導教員との定期的な面談を通して制作を進める。また他の学生とのグループディスカッションなどを通して意見交換を行う。また大学美術館での進級制作展で研究成果を展示し、ギャラリートークにおいてプレゼンテーションを行う。
テキスト・参考書
使用しません。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
自身の研究に対する制作姿勢や制作プロセスにおける研究進捗状況の報告書の内容(40%)、提出作品の評価(60%)

(成績評価の基準)
・到達目標1;提出作品において、必要なリサーチや表現技術を獲得し、改良を重ねることで制作に結びつけることができているか。
・到達目標2;リサーチをもとに研究テーマについての考察を深め、指導教員や他の学生とのグループディスカッションにおいて、自身の制作について客観的な意見を展開することができているか。
・到達目標3;他コースの学生と協働して進級制作展の企画展示に関わり1年次の成果を発表することができているか。
備  考
授業の中で参照すべき資料を適宜紹介します。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容