シラバス情報

授業科目名
日本画材料技法演習
開講年次
1年
開講年度学期
2024年度後期
単位数
2.00単位
科目ナンバリング
担当教員名
村岡 貴美男
担当形態
【科目の位置付け】
この授業の基礎となる科目
日本画研究A1 日本画研究B1
次に履修が望まれる科目
日本画研究A1 日本画研究B1
【授業の目的と到達目標】
(授業の目的)
絵画組成における「日本画の材料及び技法」について、多様な物性を検証し見識を深めることによって、実技制作・創作研究上の発想と表現を向上させることが目的です。

(受講生の到達目標)
・到達目標1;多様な芸術表現に触れ、感性を高めることができる。
・到達目標2;素材の特性を熟知し、自身の制作に結びつけることができる。
・到達目標3;技法を学ぶことによって、より高度なスキルを習得することができる。
【授業の概要】
日本画制作に関わる、素材や表現方法の可能性について実践を通して学びます。併せてその技法の歴史的、理論的な分析を行ないます。
【授業計画と授業の方法】
(授業計画)
第1回:日本画における材料の基礎知識:基底物「講義」
第2回:日本画における材料の基礎知識:絵具・墨・膠など「講義」
第3回:日本画における材料の基礎知識:箔「講義」
第4回:日本画における材料の基礎知識:板(基底物)「講義」
第5回:板を使用した技法:ドーサ、「講義」「実習」
第6回:板を使用した技法:箔押し1「講義」「実習」
第7回:板を使用した技法:箔押し2「講義」「実習」
第8回:板を使用した技法:箔を焼く1「講義」「実習」
第9回:板を使用した技法:箔を焼く2「講義」「実習」
第10回:板を使用した技法:絵具による彩色1「講義」「実習」
第11回:板を使用した技法:絵具による彩色2「講義」「実習」
第12回:箔と絵具の併用した技法:彩色1「講義」「実習」
第13回:箔と絵具の併用した技法:彩色2「講義」「実習」
第14回:作品講評会「講義」
第15回:総括「講義」

(授業の方法)
各技法を担当教員と実際に体験しながら、演習プロセスにおいても道具の準備から作品の作成と完成まで、スケジュールの管理を行い制作を進めていきます。
また集中して多様な表現技法を学ぶことから知見を得て、自らの制作に実践的に活かすことを目指します。
テキスト・参考書
授業開始時にプリント資料を配付します。
授業時間外の学修
ありません。
成績評価の方法と基準
(成績評価の方法)
主に提出作品から演習への積極的な取り組み(70%)とレポート(30%)により総合的に評価する。

(成績評価の基準)
・到達目標1;提出作品やレポート等において多様な芸術表現に触れ、感性を高めることができている。
・到達目標2;提出作品が素材の特性を熟知し、自身の制作に結びつけることができている。
・到達目標3;技法を学ぶことによって、提出作品がより高度なスキルを習得することができ、レポートが内容をさらに理解し整理できる。
備  考
・素材資料を授業内で提示する。
担当教員の実務経験の有無
実務経験の具体的内容